本音レビューログ

正直な感想



本音レビューログ

コンテンツの正直な感想と雑イラストが見所。

【Win3/山本圭壱】WinWinWiiinの後半感想 : 吉本を巡るヒリヒリしたやり取りが完全にドキュメンタリー

はじめに

ゲストは極楽とんぼの山本さんの回のウィンウィンウィーン(winwinwin)の動画を見ながら思ったことをネタバレありで書いていきます。前半は以下。

【宮迫×中田】山本圭壱(後編)〜吉本に戻った人、戻りたい人、辞めた人〜【Win Win Wiiin】

山本さんの踏ん張り

中田さんはこの三人を「吉本に戻った人、戻りたい人、ギリいる人」と括ります。(テロップでは「現在は吉本を辞めた人」と注釈が入る)

中田さんは山本さんの復活に10年がかかってしまったこと、そして2006年の事件は不起訴処分になっていることからすれば通例として1年で事務所に戻れたはずなのにそうならなかったことを「吉本最大のミステリー」と問題提起します。不起訴処分になっていたのは知りませんでした...。

山本さんも最初は「1,2年と思っていた」が、5年たった時に「大崎さん達(吉本経営陣)に何かしたんですか?」と周りからも心配されていたことを明かします。そして、1年に1回、さんまさんや加藤さん、そして吉本の人とも話をしていたが一向に先が見えなかった状況を受け、今田さんから反省の色を示すために「高野山で1年修行する」ことを提案されたという話をします。

そこでも逆風が吹くのは、お寺のルール(週に1日の休み)を、山本さんは自分の活動もあるので月に1週間の連続した休みにしてもらえるように調整して休みを取るも、週刊誌に「寺から逃げて車を洗車!」と脱走扱いされ、反省していないというレッテルを貼られたと言います。

中田さんは「よく10年も精神状態が持ちましたね?」と聞くと、「加藤が頑張ってくれていたから、復帰してあの横にもう一回立たないと」と自分を奮い立たせていたと言い、腐らずに活動していた「当時の自分を褒めてあげたい」と振り返ります。

私は山本さんが復帰までの間にそんな活動をしていたのを全く知らなったので、このあたりの理不尽な話は結構衝撃を受けました。

中田さんのぶっこみ

中田さんは、極楽とんぼの加藤さんが宮迫さん&亮さんの涙の会見を見て吉本に嚙みついたのは「10年おとなしくしていたのに復帰させてもらえなかった人を見ていたからこそ、あんな目にもう合わさないぞ」と思ったからではないかと言います。

そして吉本に復帰させるか否かの一存は「大崎会長にあるのでは?」と言う中田さんに、宮迫さんと山本さんは急に口を閉ざしてはぐらかします。すると中田さんは「..あれ、この帰り道、(吉本に)銃殺されます?」と自虐気味に言って笑いにします。

宮迫さんは「芸人が吉本上層部をいじって笑いにしているのも愛情だから...」と、芸人は見て見ぬふりしているわけではないとフォローするも中田さんは「本当に愛情があるなら、この扉から出てくると思うんですよ。」と熱く言い返すと、「...これからですよ。ね?」とカメラ目線の宮迫さん。その張り詰めた空気に、中田さんは「これバラエティーですよね?」とまたもや自分で落として笑いにする。このあたりの一瞬シーンとなる様が本当にリアル。

吉本に撃たれたら...

中田さんは、山本さんがこの話題をずっと避けていたことは知っていたのに、突っ込んでしまったことを謝りながらもここまで話してくれたことに「ありがとうございます」と頭を下げます。

宮迫さんは「すごい話だった」と言いながら続けて「大丈夫なんかな?」と言うも、山本さんは力強く「俺は大丈夫」と返します。
そしてテロップで『後半はノーカットでお届けしました』というスタッフが入れたテロップが入ります。熱い...!

山本さんが退場した後、中田さんは再度宮迫さんにぶっこみすぎたことを謝りながらも「みんな(吉本に)ビビりすぎている」と言います。
すると宮迫さんは「もしあっちゃんが打たれたら、死ぬ寸前のあっちゃんに...」と溜め、「あっちゃんが悪いねんで」と伝えると言い、中田さんは「うそだーーー!」と笑いながら叫んで動画は終わります。

f:id:mtiit:20210201094304j:plain
宮迫さんのまさかの発言に笑いながら叫ぶ中田さん

終わりに

吉本をめぐるヒリヒリするトークは見ごたえ抜群でした。

中田さんの言う、同じ闇営業問題に対して半年で吉本に復帰したロンドンブーツの亮さんとまだ戻れていない宮迫さんが、10年間干されていた山本さんと被って見えるという視点はその通りですね。

そして、過去の自分と同じ境遇に居る宮迫さんの前だからこそ「テレビでは絶対できない話」をしてくれた山本さん。バラエティーではなくドキュメンタリー見たような、なんともいえぬおもしろさでした。