本音レビューログ

正直な感想



本音レビューログ

コンテンツの正直な感想と雑イラストが見所。

【呪術廻戦/アニメ版】20話の感想 : 交わらずとも察し合う五条と東堂に痺れる

はじめに

呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)を初見で見ながら、思ったことをネタバレありで書いています。
尚、青文字は話の中で印象に残ったセリフやシーン、赤文字は私の印象に残った感想です。

第二十話のタイトルは「規格外」。

東堂の少年時代

前回は以下。東堂が術式を披露すると宣言して終わりました。

東堂は少年時代から年上だろうと喧嘩をしていたことを思い出しながら『相手が俺を舐めていて俺が舐められていると感じるその瞬間にゴングはなっていたのさ』と振り返ります。

そんな少年時代、相手をノックアウトする様を遠目に見ていた女性が「ナイスファイトボーイ。どんな女がタイプかな?」と声をかけてきた際、東堂は「誰、あんた?」と言いながらも『退屈が裏返るそんな予感がした。』と回想します。ここでオープニング

黒閃ラッシュ

東堂は『不測の事態を考慮した上でIQ53万の俺の脳内CPUが弾き出した結論はビクトリー。なぜなら俺は一人じゃないから。ブラザー、お前がいるから!』と相手に突っ込んでいきます。ここで自称とテロップが入るところが笑える。

そんな東堂のかっこいい演出も束の間、花御の攻撃で足元を掬われぶん投げられます。
その先には剣山のような木が待ち構えていて花御は「まずは一人」と呟きますが、東堂と花御が入れ替わり、花御が自分で突き刺さります。

東堂は、手を叩くことで二つの対象物を入れ替えるブギウギ(不義遊戯)という術を持っていて、花御は「なるほど シンプル 故に厄介な術式」と評します。 

東堂がリズミカルに手を叩き、花御がどう入れ替わるのかを判断するため思考が鈍っている隙に虎杖が黒閃を連発。別シーンとなり、黒閃の連続発動記録保持者として七海が映り「私の記録ですか?4回、運が良かっただけですよ」というインタビューが挟まります。

3連発の黒閃を決める虎杖に、東堂は『ブラザー、いつだってお前からは予感がする。あの時と同じ、退屈が裏返る予感』と涙を流しながら見守っていると4発目の黒閃が花御に入ります。 

空中に浮かぶのは

虎杖との殴り合いに興じる花御は『ここまで手傷を追ったのは 生まれて初めて それでもなお衰えることのない戦いの愉悦』と戦闘を楽しみます。

花御は前回伏黒に放った種子を植え付ける攻撃を飛ばせば、東堂が虎杖を庇って自らそれを受けようと場所を入れ替えます。呪力を纏い、『この程度の種子弾いて見せるさ』とガード体制を張るも、脳内にてアイドルの高田ちゃんが「伏黒くんの傷口覚えてる?ちょっと成長してたよね、血液を吸って成長したのかな?」と問いかけたことがきっかけで、東堂は直前で呪力を解きます。花御の種子は呪力を餌にしていることを見抜いた東堂は「次回は全握か。感謝の意を伝えねば、な」と笑います。脳内に出てきた高田ちゃんがかわいい…

東堂と虎杖は真希の特級呪具を利用して攻めていくも仕留めきれない中、花御は周りの木々を枯らしながら「私の左腕は植物の命を奪い呪力へと変換する。できることなら使いたくなかった」と言いながら領域展開をしようとすると、帷が晴れて空中には五条が浮かんでいます。

五条が躍動

庵が移動する際、新キャラの女性のような顔をしたムキムキ男性(重面春太)が攻撃を仕掛けてきます。

持ち手が手の形をした刀を見せながら「いいでしょ、これ(刀)。鞣造さんが作ってくれたんだ、お前は非力だから刀からも握ってもらえって。ねぇ、お姉さんは俺に何をくれるの?」と言うと、そこに釘崎と真依が合流。

釘崎は「お前モテないだろ。出会い頭にテメェの話ばっかり。金とんぞ?」と突っかかると、真依は「あんたのどこに金取れるだけの聞き手の器量があんのよ」とツッコミます。釘崎&真依はいいコンビになるのでは!

重面は「女の子がいっぱい、モテモテだ」と喜ぶも、帷が上がったのを見て退散。
同じく帷を見て、花御は「どうやらここまでのようですね」と呟きます。

それらを上空から見ている五条は、虎杖のレベルが上がっていることに気づいて「そうか、葵か。特級とやり合ってるみたいだけどこれなら心配いらないね。となると優先すべきは…お前だな」とハンガーラックおじさん組屋の前に登場。

組屋は「ラックラックラック」と興奮しますが、五条の攻撃で一瞬で瀕死状態に。戦っていた楽巌寺は「殺すな!」と言いますが、五条は「こいつには色々聞かないと。死なせちゃダメだよ、ほら手当して」と飄々と返します。

術式展開:茈(むらさき)

五条は他のメンバーが退避態勢を取っていることに気づき、『悠仁のところまで距離があるな。仕方ない、少し乱暴しようか。』と言いながら「術式順転“青“・術式反転“赤“」と両手を組みます。

f:id:mtiit:20210321234256p:plain
イケメン五条が遠隔から攻撃をしかける
花御は「引きます 五条悟を相手にするほど奢っていない」と逃げようとし、それに虎杖は攻撃をしようとしますが、東堂は「待てブラザー、それ以上進むな。巻き込まれるぞ」と忠告。
遠方から五条は「 虚式“茈“」と地面を抉りながら一直線に花御に向けて攻撃。

花御がいた場所が跡形もなく消えている様を見て、東堂は「相変わらず規格外だな。これでは祓えたかどうかも分からん」と笑います。 

ここでシーンが代わり、真人はどこかに侵入をしながら宿儺の指を奪っており「花御は無事かな?任務完了っと」と呟いてエンディング。

終わりに

今回は虎杖の躍進と五条の大躍動が見せ場の回。
また、真人に味方する呪詛師がどんどん出てきますが、どれも個性が強くて印象的。

そして一番かっこよかったのは、五条と東堂が互いに察しながら動いているところ。強い者同士だからこそ言葉を交わさずとも分かるものがある、そんなやり取りに痺れました。

次回予告を見ると、今回の件はこれで終わりで野球回の模様。ハラハラする展開は一度お休みのようなので、それはそれでまったり見れそうで楽しみです。