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【シン・エヴァンゲリオン】劇場版𝄇 中編上を見た感想 : 無数のMark.07が飛び交う迫力に感無量

はじめに

”シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇”を初見で見た感想をネタバレありで書いています。
尚、青文字は話の中で印象に残ったセリフやシーン、赤文字は私の印象に残った感想です。

前回は以下。いよいよヴィレは最後の戦いに挑みます。

NERV vs Wille

ゲンドウ率いるネルフはエヴァ第13号機の起動実験を南極セカンドインパクトの爆心地(黒き月)でやろうとしています。
それを防ぐためにミサト率いるヴィレは「ヤマト作戦」を開始。ミサトは「ケリをつけるわよ」と言い、加持リョウジが溜め込んだ種子保管ユニットを宇宙上に逃した上で黒き月に向かいます。

すると冬月が指揮するネルフはヴンダーの上を行く戦艦が登場させ、リツコは「やはり完成していた..」と嘆き、冬月が「スマンな」と呟きます。そんな状況でもミサトは怯まず「タイマン上等、打てーー!」と鬼の形相で叫んで激戦、ヴンダーはどんどん黒い月に近づくべく潜っていき、起動前の第13号機を発見します。

ここからはアスカが乗り込んだエヴァ新2号機とマリが乗り込んだエヴァ改8号機が出撃し、ネルフ側もエヴァMark.07の大群を出撃させます。
敵を殲滅すべく、アスカが「手を貸せ!」と言えばマリは「心得た!」と呼応、二人は抜群のコンビネーションを取りながら全方位に攻撃します。このあたりの無数の白いMark.07とエヴァの激闘のアニメーションが迫力満点で痺れました。

アスカピンチ

アスカは第13号機の前に到着し、コアを強制停止させようとしますが自らのATフィールドで13号機に触れることができません。
そんな中で何やら異変が起きており、リツコはゼーレのシナリオにない”アナザーインパクト”を進めていると分析します。

アスカは「確実に始末する」と意気込み、「裏コード999」と眼帯を外すと目から使徒の力を解放、アスカはATフィールドを中和させていきます。そんな様子をマリはゲンドウの作戦ではないかと読みながら「しまった、ゲンドウくんの狙いは使徒化した姫か?」と何かに気づいた模様。

するとここで第13号機が起動し、アスカの前には「シキナミシリーズ」の“オリジナル”としてアスカそっくりのキャラが登場、「無駄よおバカさん」とアスカは13号機に取り込まれ、マリは「アスカー!」と感情的に叫びます。今までは「姫」と呼んでいたのに名前で呼ぶシーンが熱い...

ゲンドウ登場

ネルフとの激闘で動きを封じられたヴンダーにQでも登場したMark.09が侵食&コントロールを奪い、リツコは「さすが冬月副司令」と一言。冬月は「舞台は整えた。あとはどう演じる、碇。」と呟きます。

するとゲンドウはヴィレメンバーの前に姿を現し、ミサトに「これまでご苦労だった」と言います。
ここでリツコはゲンドウの頭部を拳銃で撃ち抜きますが、ゲンドウは「目的遂行に向けて躊躇がないな」と事も無げに言うと破壊されたバイザーの下にゲンドウの顔はなく、十字架の光が中央に埋め込まれたような顔があります。

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ゲンドウ「この世の理を越えた情報を自分の体に書き加えただけだ」
リツコは「ネブカドネザルの鍵を使って望んで人を捨てたか」と言うと「この世の理を越えた情報を自分の体に書き加えただけだ。問題はない。私が神を殺し、神と人類を紡ぎ、使徒の贄をもって人類の進化と補完を完遂させる」と返し、続けて「綾波と式波型パイロットはもとよりこのために用意されていたものだ」と二人が儀式の条件に必要であると説明します。ネブカドネザルで人を捨てる?どゆこと...

終わりに

ワケが分からないまま話が進む感じがエヴァンゲリオンっぽくなってきました。
レイがリリスの魂を持っているという設定は理解していましたが、アスカはアスカで何かあるんでしょうね。あと、ゲンドウの顔がクレヨンしんちゃんに出てきそうなボスの顔でちょっと滑稽でした。

今回の見どころとしてネルフとヴィレの戦闘がありますが、Mark07が紙吹雪のように画面いっぱいを飛び交うシーンは圧巻の一言。
これを大画面で見れただけでも、劇場に足を運んだ甲斐があるなとしみじみしました。