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【愛の不時着】2話の感想ネタバレ(前半):北朝鮮と韓国の生活状況対比が興味深い

はじめに

『愛の不時着』(あいのふじちゃく、韓国語原題: 사랑의 불시착 , 英: Crash Landing on You)を見た感想をあらすじネタバレ有りで記載しました。

前回は以下。

尚、青字が話の中で印象に残った箇所で、赤字が印象に残った私の感想です。

セリVSジョンヒョク

セリを隠すためにセリの腕を引っ張ったジョンヒョクに、セリは「またあなたに会えるなんて」と甘いトーンで話しかけますが、内心は『いくら威張っても所詮は男よ』と利用する気満々。そんなセリに対してジョンヒョクは『規則では抹殺だ。殺すか?』と真顔で考えながら見つめます。この二人の考えていることがまるで違うのが笑える。

結局セリは生かされますが、その扱いに悩むジョンヒョクにセリは自分は財閥の令嬢なので韓国政府や軍が動いていると言いながら「恩を売る気はない?」と取り込もうとするもジョンヒョクはそれを拒絶。

そんな中で身元不明の韓国人女性が事故にあったようでそれをセリだと思いこんで報告に来た勤務中酒飲み男(ピョ・チス)とその一行が次々ジョンヒョクの家に来ることでセリが生きていることが共有されます。

ビョ・チスはセリを「南朝鮮女」と小馬鹿にしてきますが、セリは彼らの不注意で自分が北朝鮮に入国した背景もあることをダシに「私にバラされたら困るんでしょ?だったら私に協力してよ」と対等な関係に持ち込みます。しっかりしてていいなぁ...

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ピョチス「穴に埋めましょう」

北朝鮮の生活事情

ジュモクという韓ドラ大好き軍人が「叔父が船渡し」をしているのでそこで国際水域に出る案を出すとセリはそれに乗り、さらに出港を早めるようにゴネ出すので、ジョンヒョクは「外出をしないこと。 兵士と会話しないこと。 韓国の宣伝をしないこと。 そして韓国に戻ったら本件を口外しないこと 」を命じます。セリは口外禁止も問題ない、なぜなら自分は帰国したら記憶障害になるとボケるとジュモクは「南朝鮮のドラマでは皆が記憶障害になる」とそれを国民柄だと同意します。爆笑。

食事のためにジョンヒョクが石炭で肉を焼くと、クム・ウンドン(母親の手紙を読みながら涙を流していた軍人)は「自分の村ではまだ落ち葉で焼く」と羨ましがり、ジョンヒョクは「すぐに近代化するさ」とフォローをするも、セリは「石炭が近代ならガスは近未来ね」とイジります。ここから温水でシャワーを浴びるのにも苦労するセリのシーンが描かれたりと、北朝鮮と韓国のギャップが浮き彫りになる構図がおもしろい...

怪しい動きをする保衛部

ジョンヒョクは盗掘者3人組が保衛部のトラックに追突して死亡した件を不信に思い、キム・リョンへ(人民武力部保衛局大佐)のオフィスにて「なぜ何度も起こるのか調査が必要です」と言うと、キム・リョンへは嫌な顔をしながらも了承。同席していたチョ・チョルガン(人民武力部保衛局少佐)は「好奇心旺盛だな。明日平壌の本部へ行け」と怖い顔で告げます。

そして、この会話の流れで「また正体不明の口座が一つ増えそうです」と二人がニヤリと言うと場面変わって韓国では詐欺罪で指名手配されているク・スンジュンが北朝鮮への潜伏を斡旋する業者のチョン代表と会っていました。
チョンは潜伏中の生活レベルは一月2万$から10万$で待遇が変わると伝えると、「20万$出す」と強気に出て「その代わり俺が北朝鮮で怪我したらお金は手に入らないぞ」と上から言いますがチョンは「我々もリスク覚悟でやっており、信頼してもらえないのなら契約は無しだ」と強気に言い返され、詐欺男が折れるシーンが入ります。こいつがユン・セヒョンが追っている投資家詐欺の被害者なんですかね?

終わりに

セリはジョンヒョクチームに匿われる形になりますが、今はまだ恋愛模様が少なくヒューマンドラマとしても楽しい。
特に印象的だったのは北朝鮮市民の苦しい台所事情で、セリがぼそっと言った「毎日肉を食べる」という言葉を北朝鮮メンバーが信じなかったり、大佐が韓国から入ったスティックタイプのコーヒーを貴重な感じで扱っていたりするシーン。日本人からしても北朝鮮はブラックボックスなので、ドキュメンタリーを見ているようなワクワク感がありました。

後編に続きます。