はじめに
東京五輪から新種目となった混合ダブルスにて日本人からは水谷隼・伊藤美誠のペアが参戦。
準々決勝では崖っぷちからの涙の逆転劇に心が震えました。
そして2021年7月26日の決勝戦、なんと中国ペアを逆転で下して同種目初の王者になりました。
以下はネタバレありの感想です。
悲願の金メダル
世界王者中国の許昕(許シン)&劉詩雯(劉詩ブン)ペアに対して最初の1,2ゲームはあっさり奪われるスタート。
しかし第3ゲームで終盤に8-7と逆転すると、そのまま逃げ切り1ゲームを死守。すると第4,5ゲームも競り勝って逆転。ところが相手も負けずに6ゲームを奪うと、いよいよ最終ゲーム。
水谷伊藤ペアは先取点を奪った勢いで圧倒し、そのまま連続8ポイント。最後は王者の意地で追い上げを許しましたが11-6で勝利。
結果として4-3で優勝を決め、世界王者を撃破しての日本卓球界初の金メダルをゲットしました。
ちなみに五輪で中国勢が敗れたのは、2004年男子シングルスの決勝以来で、女子がタイトルを逃したのは初開催となった1988年ソウル五輪ダブルスという歴史的快挙。リオ五輪で男子卓球初のメダルを獲得した水谷さんと卓球界の最年少記録を塗り替えてきた伊藤さんの2人が、卓球史に残る金メダルを勝ち取りました。
(結果)
〇水谷隼/伊藤美誠 4–3 許昕/劉詩雯(中国)
5-11/7-11/11-8/11-9/11-9/6-11/11-6
ちなみにインターネットもこの偉業に大盛りあがりでSNS急上昇ワードのトップテンがすべてこの試合関連(伊藤美誠 卓球金メダル 最終ゲーム あと一点 美誠ちゃん 中国の応援 あと1点 じゅんみま 水谷選手 中国応援)という異常事態。
感想
一言、すごすぎる。
最初は5ー11、7ー11と力の差を見せつけられ、応援しながらも「やっぱり卓球帝国には勝てないかぁ...」と内心思っていました。
しかし、そこから11ー8、11ー9、11ー9と詰め寄られるもここぞというシーンで勝ち切る様に痺れ、最終セットでリードを重ねる様に「勝負強すぎる...」と感激しました。
また、中国チームが抜群のスーパープレーを連発してくるところも最高で、特に許昕の回り込み横入れショットがえげつくて笑ってしまいました。しかしそれに負けず伊藤選手&水谷選手もスーパーショットが炸裂し、格闘技さながらの攻防に「卓球おもしろい!」と大興奮。
そして熱いのは、水谷選手は19年12月に大目標のシングルス代表を逃したこともあって落ち込んでいた時期があるものの、倉嶋洋介監督の「ミックスがあるじゃないか。3種目でメダルを獲る初めての日本人になればいいんだよ」という言葉に奮起したというストーリー。
水谷選手が勝利後のインタビューにて「今までたくさん、中国という国にオリンピック、世界卓球で負けてきた。この東京オリンピックで、今までの全てのリベンジができた。本当にうれしい」とコメントしていて私も本人のように嬉しくなりました。
終わりに
私は普段はスポーツは見ませんが、今回の決勝戦はテレビの前に釘付け状態。
水谷選手と伊藤選手の激戦に一喜一憂しながら、1ゲーム1ゲームを死守していく様には本当に勇気をもらえました。
改めて、日本卓球初の五輪金メダルおめでとうございます!大変励みになりました、私もがんばります。