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【FF10のストーリー】ネタバレ感想その13 : リュックが受ける差別に疑問を投げかけるティーダが素敵

はじめに

観る FinalFantasy X(エフエフテン) HD Remaster〜感動の物語〜

というタイトルの動画が上がっていたのでそれを初見で見た感想を書いていきます。

尚、記事の中でのルールとして青字は映像の中の話で心に残った箇所、赤字は私の感想として心に残った箇所とします。

前回は以下。ユウナはシーモアとの結婚を決めました。

ジェクトはティーダを愛していた

アーロン達は道中にてスフィアの原料となる水があるエリアに立ち寄り、"10年前にジェクトが残したスフィア"を見ます。
そこでは「全部スフィアに記録しといて女房とガキにも見せてやらねぇとよ」と道中を記録しようとするジェクト、それを「この旅は遊びではないんだぞ!」と怒るアーロンがいます。また、ブラスカは旅立ちの際に見送りが少ないことを「見送りが多いと決意が鈍りかねない」とつぶやくと、ジェクトは「お前がここに帰る時にはもうちょいにぎやかになるだろうさ。シンを倒した英雄として派手に凱旋パレードよ」と帰してブラスカを笑わせていました。
また、別のシーンにてジェクトは「お前がこれを見てるってことはオレと同じ様にスピラに来ちまったってわけだな」と言いながら、「とにかく元気で暮らせや、そんだけだ。・・じゃあな」優しい口調で言います。いい親父さんやんけ!

アーロンはティーダに「あの時ジェクトはすでに覚悟をきめていた」と伝えると、ティーダはそれを『本当は帰りたかったけど帰れないから覚悟をきめた、そうしないと前に進めなかったんだ。そして、もし帰る方法を見つけたとしても途中で仲間と別れるなんてできなかったと思う』と周りを見ながら呟き、『諦めが覚悟に変わったような気がした』とナレーションが続きます。

リュックとワッカ

ユウナ達はシーモアの側近であるトワメルと合流し、結婚を伝えます。
しかしここでアルベド族の襲撃があり、この流れでワッカにリュックがアルベド族だということがバレてしまって「最悪だぜ」とワッカは機嫌を損ねます。
しかしアーロンはアルベド族が残した移動用機会に「これは動くのか?」とリュックに問うと、「まさかアーロンさんもアルベド族?」としつこいワッカに、ティーダは「変だよ、ワッカ。俺スピラのことよく知らないけど、アルベド族がどんな人達なのか全然知らないけど、リュックはいい子だと思う。リュックはリュックだよ」と諭します。泣ける...
また、シーモアとユウナがいる場所に皆は入ろうとするもそこでも「ここはアルベド族は入れません」とリュックは差別を受けますが、アーロンは「ガードに血筋は関係ない」と反論してみんなで入りました。

シーモアの本性

入った建物の中にはユウナが持っていたジスカルがあり、その中で

  • 息子シーモアはエボン/グアド/召喚士を利用してスピラに災いをもたらす
  • 自分はシーモアによって殺められて死ぬはず
  • これを見た人はシーモアを止めて欲しい

というメッセージがジスカルからありました。

それを見たアーロンは「相手の出方次第では殺る」と言い、それに「相手はエボンの老師」とためらうワッカにルールーは「老師に非があれば仕方がない」とアーロンに同調しました。

皆はシーモアにこのことを伝える中でユウナもそのシーモアの魂胆を知っていたことが明らかになり、「ならばなぜ私の元へ?」と問うシーモアに「わたしはあなたを止めに来ました」とユウナ。

シーモアは「残念です。その命捨てていただこう」と戦闘を仕掛けますが、あっさり戦闘に敗れて倒れ込んでしまいます。負けるんかーい。 

しかしここでトワメルはシーモアが倒れていることに驚きながらユウナ一行を”反逆者”とし、「申し開きの機会をくれ」と訴えるアーロンに「他の老師たちへは私が報告しておきましょう。ここから無事に帰してしまうことをシーモア様が許しますまい」と強硬姿勢。

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怒るトワメル
トワメルはジスカルのスフィアに関しても叩き割りながら「グアドの問題はグアドが解決します」と言うと、アーロン達はその場を走って逃走しました。トワメル黒幕説・・?

終わりに

ラスボス感満載だったシーモアがあっさりやられてしまい、拍子抜けな展開に。シーモアは死んだフリをしているのか?それとも別の黒幕がいるのか?が気になるところ。

そして今回一番グッときたのはティーダが言った「リュックはリュックだよ」という一言。
人の出自はその人の魅力とは関係がないという当たり前の原則を、ちゃんと言語化してぶつけてくれるシーンになんだか救われました。