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【大河/鎌倉殿の13人】2話のネタバレ感想 : つかみどころのなかった源頼朝のラストシーンに痺れる

はじめに

2022年の大河ドラマであるを初見で見ながら、素朴に思ったことをメモしたり落書きを投稿するコーナー。青字が物語で印象に残った箇所、赤字は私の感想です。

前回は以下。

今回は「佐殿の腹」がタイトルです。

ネタバレあらすじ

  • 京都では平宗盛が父・平清盛に「頼朝が伊東祐親の娘に男児を産ませて逃げた」ことを報告するも興味無し
  • 伊東祐親と北条時政の間に大庭景親が立って丸く収める。大庭には三浦義澄/義村が報告を入れていた
  • 伊東祐親は娘の八重に対して「頼朝は北条が預かるので二度と会うな」と釘を刺す
  • 義時は馬で武蔵を移動していると堤信遠(平家方)と出くわした上で土下座を強要させられる
  • 比企尼(頼朝の乳母)は頼朝への支援を義時に約束
  • 政子は八重と対面した上で頼朝の心はすでに八重から離れていると伝達
  • 頼朝は義時に「都を攻めて清盛の首をとり、法皇様を支えてこの世をあるべき姿に戻す。そのためには北条が欠かせない」と説得
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伊東家の相関図(公式より抜粋)

感想

まずは大庭景親(役:國村隼)の仲裁シーンですが、北条と伊藤を説得した上で「よし、決まりだ」と意気揚々に引き上げ、帰り際に「お前らにかしができたわ」と笑うシーンにはなんとも言えぬ仕事ができるマンを感じてかっこよかった。また、この件を勝手に報告した三浦義村(役:山本耕史)に義時は愚痴るも「そのおかげで丸く収まった。礼を言って欲しいくらいだ」と返されるシーンも印象的。こういう全体が見えている人はいいですよね。

そして笑ったのは、頼朝と八重を会わせようとする八重の兄・祐清と宗時のノリノリな掛け合い。

やめときましょう(義時)
合わせることにした(祐清/宗時)
決まったんですか!(義時)

頼朝含め、多くの人が義時を振り回す様には同情しつつも滑稽な演出でした。

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周りに振り回される北条義時(小栗旬)

最後に、一番熱いのはラストシーン。
姉である政子に接近する頼朝に、家から出ていって欲しいと直訴する義時でしたが、「わしは北条の婿となり、北条を後ろ盾として、悲願を成就させる。それゆえ政子殿に近づいたのだ。」と頼朝はカミングアウト。それに困惑する義時に、頼朝は「このことは兄にも話すな」と前置きした上で「いずれわしは挙兵する。都に攻め上り、憎き清盛の首をとり、この世を正す! そのためには政子が、北条が欠かせぬのだ」と言い、最後に「お前はわしの頼りになる弟じゃ」と言われて義時は「ははぁー!」と了承。一気に説得されてコロッと立場が変わるところには、夢は人に応援してもらうためには重要なんだよね・・と実感しました。

終わりに

源頼朝、掴みどころがないキャラで「戦う気がない」と言ったり「挙兵する」と言ったりで、何が本音で何がきっかけでそう変わったのかが分かりづらいところがあります。そうは言っても、家から出ていって欲しいと言ってきた相手に「頼りにしている」と平服させる流れはかっこよく、こういう人が人の上に立つ器なのかもな~なんて思ったシーンでした。