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【ワンピース/ビッグマム編の感想】カタクリとブリュレのやり取りが泣けた

はじめに

ワンピース、個人的には頂上決戦編→2年後からは話がごちゃごちゃしていてイマイチ感情移入ができませんでした。
しかし、ビッグマム編の終盤第902話「END ROLL」が良かったので同話のネタバレ感想を書いてみます。

尚、単行本で言えば90巻にあたります。

カタクリとブリュレ

ブリュレの鏡の世界にて、ルフィーに敗れたカタクリは仰向けに倒れています。
そこにブリュレは「どうしてわざわざ背をついたの?はじめはうつ伏せだったでしょ?」と質問。それにカタクリは曖昧な返事をしながらも「俺が生活におうても地に背をつけねぇってのは嘘だ」とカミングアウトをします。カタクリは半ば伝説的に地に背はつけないともてはやされていました。

しかし、そのカタクリにブリュレは「ええ、知ってる。誰にも舐められない完璧な男を演じてるんでしょ?あたし達のために」と笑った上で以下の回想。

  • 特徴のある口を「その口を隠せば友達ができる」と兄弟に笑われるも「これがオレだ 笑うやつはぶっ飛ばす」と返答
  • その言葉通り、カタクリを笑った相手をコテンパンにしてきた
  • しかしカタクリにやられたうちの一人がブリュレに仕返しを行い、ブリュレの顔に大きな切り傷
  • それにショックを受けるカタクリにブリュレは「あたし痛くないよ」と気遣いながら強がる
  • カタクリは自分の甘さ故にブリュレが顔に傷を負ったと考え「隙を見せず完璧な恐怖を与える」ようになる

そして回想が終わり、ブリュレはルフィー達のことを伝えようと「麦わらは・・」と話し始めつつ、カタクリが未来を読めることを考慮して「聞いたら”良かった”って思うんでしょ」と笑います。それにカタクリは「お前も未来が見えるのか?」と返し、ブリュレがルフィー達がビッグマムから逃げ切ったことを伝えると、ブリュレの予想通りカタクリは笑みを浮かべました。

感想

ブリュレ、顔に傷があって醜いキャラだな~と思っていましたがまさかこんなに兄弟愛のあるいいキャラだったとは。

もともとカタクリはルフィーとの対戦にて、いいキャラであることは分かっていましたがその時に感じていた謎の完璧な兄を演じる姿勢の違和感も解消されてグッときました。

ちなみにブリュレは最高でしたが、逆でえげついのがC・フランペ。
可愛らしい身なりですが、ルフィーとの勝負に水をさされたカタクリが口をむき出して「薄っぺらい援護などするな!」と一喝すると「来ないで!さわるな化け物!だっさー!」と言いたい放題。数話前では羨望の眼差しで見ていたにもかかわらず、その手のひら返しのひどさに笑ってしまいました。

終わりに

ホールケーキアイランド編、個人的にはプリンの豹変具合について行けずに終始困惑気味で読み進めていましたが、このカタクリとブリュレの掛け合いにだけは泣かされました。

カタクリはまたどこかで出てきて欲しいですね。