はじめに
最近よく見る光で美肌の広告に「コラーゲンマシン」というものがあり...。
この効果について「ほんまかいな...」と思って真面目に調べてみました。
広告を真面目に読んでみると
コラーゲンマシンはヨーロッパが主流の美容法です。
日本国内で流通しているコラーゲンマシンは、主にオランダ製のものが多く、最近はエステサロンなどを中心に幅広く導入されつつある最先端の美容機器です。
ヨーロッパ由来とのこと。
633nmの可視光線を出す特殊なランプを搭載した最新全身美容機器です。
仕組みとしては遠赤外線を全身に照射して温浴効果や血行促進の効果を得る・・・という遠赤外線温浴機ですね。
このピンク色の可視光線は肌の奥にある真皮層の繊維芽細胞に働きかけて、コラーゲンやエラスチンの生成を促すことが可能なのです。
ピンク色というか赤いランプの遠赤外線ですね。
肝は線維芽細胞
まず、線維芽細胞（せんいがさいぼう、英: fibroblast）を調べてみました。
確かに コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸といった真皮の成分を作り出す役割があるようです。
ググってみると、この細胞の働きをよくするためのサプリメントが売られていたのでこの細胞名は美容業界ではキャッチーなのかもしれません。
コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸といった有効成分を生み出すのは線維芽細胞という細胞です。
線維芽細胞の数が多く、質が良ければ次々に細胞分裂を起こし、コラーゲンなどの有効成分を生み続けます。
また紫外線、体調、生活習慣の影響といった加齢以外の理由でも減少してしまいます。減少を食い止めるためには紫外線対策、健康的な生活習慣は絶対に必要です。
要はその細胞が元気であることが必要なのはわかった。
ポイントはその細胞が可視光線で反応するのかどうか。直感的にはただの赤外線でポカポカするだけでは・・？
終わりに
やはり遠赤外線は色々と闇が深そう。
申し訳ないですけど、プラシーボ効果がメインの疑似科学な気がするんですよね。要は、特にコラーゲンに特化した効果があるわけではないけど体はポカポカする機能もあるので身体にはいい、という話。
新陳代謝が良くなるのでお肌の調子が良くなるという相関もあるのかもしれませんし、別に本人が気持ちよくお金を払っているならいいとは思うんですが…。
いつまでも若々しくいることって精神的にもすごいプラスだと思うので、効果があるナシは置いておいてこういうところに興味を持って置く分には老若男女問わずいい気はします。
