タイトルは うつ病で半年間ねたきりだった僕がPC一台で世界を自由に飛び回るようになった話 という本。
話としては、自殺未遂をする程度にはすり減っていた筆者が、色んな人との出会いを通して考え方を変え、世界を旅しながら自由に生きています というよくある話。読みやすいので早い人なら1時間あれば読めると思います。
特に、大量の薬を服薬した筆者に対して
体内に炭を詰めて身体の毒素を吸収させるような措置
を医療関係者が取ったという話と
パチンコ屋を新しく作ることに対する地ならしにはお金がかかるので
既存のパチンコ屋を乗っ取る
ことをやくざ経由で行う方が安く済む という話はおもしろかったです。
この手の話は、なかなか表には出てこないので当事者として記載してくれたのはありがたいです。
自己啓発としても刺さる一説はいくつかあり
自分の能力から仕事を探すのではなく、自分が理想とするライフスタイルをまず思い描く。
そして、そのライフスタイルがかなえられる仕事を逆算して考える
という仕事の選び方はおっしゃる通りだな~と感銘を受けました。
こういうネットビジネスで人生逆転!という文章はネットの海には山ほどありますが、2014年に執筆された本書はそういった情報とは一線を画している程度にはおもしろかったです。