はじめに
宮本製作所が販売する同製品、以下がウリ文句。
高純度のマグネシウム99.9％を使って水素を含むアルカリイオン水を生成し部屋干しの嫌な臭いの原因となるカビや汚れをキレイに落とす今までにないマグネシウムで洗う新発想の洗濯用品。
私も聞いたことはあったんですがなんと消費者庁が「根拠がない」と通告。
まさか...
成分は「ピュアマグネシウム99.9％」で以下のような仕組みとのこと。
販売ページのQAで「検査機関が行った実験データ」をベースに市販の洗剤と同等の皮脂汚れ分解率と謳っていますがこれもウソってこと？...
コメント欄には「洗剤と併用して使用しています。環境に優しいのを目指してます」とか「肌の弱い子供のために買いました。」とあったのでそういう層にも人気だった模様。
科学的な事実
マグネシウムは「高温水や塩化物を含む水溶液中では水と反応し、水素ガスを発生しながら水酸化マグネシウム(Mg(OH)2)を形成する。」とのことなのでマグネシウムは特定条件で水と反応し、アルカリイオン水を作るところまでは本当っぽい。
そしてアルカリイオン水は汚れに浸透しやすいという特徴をもっていて、アルカリイオンが汚れと物体の間に浸透することで汚れが取れるというのも本当。
であれば、それが有意に効果があるほどはアルカリイオン水にならないってことなのかも？
確かに洗剤はアルカリ性を謳うものが多かったのはそういうことなんですね。勉強になりました。
終わりに
いやー、ちゃんと調べないとダメですね...。
ただネットの声では『でも実際に効果出てたよ？』と擁護する声もあったり。どこまでが違反なのか？それとも違反というのも大袈裟なのか？
販売元の反論含めて、引き続きウォッチしてみます。
