はじめに
先日、空き家のニュースとして以下が報道されていて
世田谷に空き家5万戸の衝撃 2割以上が市場に流通せず
その中にて「住宅が建ってる土地は固定資産税が軽減されるからでしょ。下手に家屋を解体して更地にしたら税負担が増える」というコメントがありました。
本記事ではそのコメントが気になって調べた調査結果メモです。
直観的には「えっ、そんな変な税制あるの?」という感想。
結論:確かにあった
具体的には「住宅用地に対する課税標準の特例」という法律。
その中には
居住用の建物が建っている土地(住宅用地)については、その税負担を特に軽減する必要から課税標準の特例措置が設けられています。そのため、居住用の建物が建っている土地とそうでない土地(さら地、駐車場、事務所・店舗敷地など)では、固定資産税が違ってきます
と記載されていて、要は「土地の固定資産税」は更地が一番高い状態という話。であれば皆は空き家にしておきますよね...
ちなみに固定資産税は「非住宅用地」と「住宅用地」と分けられ、「非住宅用地」の方が固定資産税は高くなります。なので更地は高い&オフィスビルや店舗も非住宅用地になるとか。
終わりに
こんな法律があると、そりゃ空き家を放置するモチベーションになりますよね。
イケていない法律な気がしますが、悪法もまた法なり、なので皆はこれに従うしかないので仕方がない...