はじめに
日本では”入れ墨”として扱われて少し敬遠されるタトゥー、しかし欧米では一般大衆にも普及していることもあって「タトゥーを不当に扱うのはどうなの?」というのは日本でもよく聞く論争です。
最近は人気Youtuberがタトゥーを入れて配信していることもあってか若者の間では「ファッション」感覚で捉える人もいるようですが
今回気になったのは「タトゥーのデザイン盗用問題」についてです。
デザイン盗用?
これが気になったのはヤフー知恵袋を見ていた時。
質問として「タトゥーの下絵についてなのですが気に入った彫り師の方の下絵を別の彫り師の所に持っていき、このデザインでに彫って欲しいと頼むのは失礼なのでしょうか?」というものがあり、そのベストアンサーは「デザインの手間を別料金として支払っていないならら盗作です。状況によっては詐欺と紙一重です。」とのこと。
ここからネットで調べていくと「タトゥーでは先に彫った人のデザインを真似して入れるというのはダメ」という暗黙のルールがあるようで、SNSを見ていると過去に
- 彫師さんが「なんでデザインパクるんですか?そんなタトゥー彫って嬉しいですか?」とツイート
- それに対して一般の方が「なんでダメなのか教えてもらえますか?」とリプライ
- タトゥー界隈が「一般人は分かっていなすぎて地獄のリプライ欄だった」とコメント
という騒動があった模様。
私も直感的には「なんでダメなの?」と素朴に思ってしまいました。要はネイルアートに置き換えて考えるとネットに転がっているデザインを参考にしてもらうなんてよくありそうなので。
終わりに
ネイルアートを例に出しましたが、やはり”身体に掘る”という観点でタトゥーはまた別の次元で重い行為と捉えられているんでしょうね。
先ほどのSNSのやり取りの延長で
自分も彫ってもらったデザインを沢山の人にパクられた
デザインそのものは私と彫師さんで考えたものであり、色違いバージョンの方を見かけた時はショックだった
というものがあり、文化的にも盗用として捉えられてしまうんでしょうね。タトゥーを入れる方はご注意ください...