はじめに
昔はインド型変異株と言われていましたが、気づくと皆「デルタ株」と呼ぶように。
このあたりの流れと命名ルールなどが気になったので調べた結果をメモしておきます。
なぜギリシャ文字?
まずギリシャ文字が使われるようになった経緯はWHOが「議論を簡易化する/名前による偏見を取り除く」という目的に5月31日より新型コロナウイルスの変異株の命名システムを発表したのがきっかけ。なので変異株は今後、ギリシャ文字を使って区別されていきます。
ちなみにアルファと呼ばれるのはイギリスで最初に特定された「B.1.1.7」系統で、南アフリカで特定された「B.1.351」系統が「ベータ」、ブラジルの「P.1」系統が「ガンマ」、インドの「B.1.617.2」系統は「デルタ」と呼ばれています。
ギリシャ文字を並べると以下で「イプシロン株」なんて聞いたことないぞ?と思いますが
α アルファ
β ベータ
γ ガンマ
δ デルタ
ε イプシロン
ζ ゼータ
η エータ
θ シータ
ι イオータ
κ カッパ
λ ラムダ
B.1.427/B.1.429系統の変異株はイプシロン型と呼ばれ、続くP.2系統の変異株がゼータ型、P.3系統の変異株がシータ型などなどが日本では流行っていないものの発表されています。
今のトレンドはラムダ株
デルタ株に続いて話題になっているのが南米などで感染が広がる新型コロナウイルスの変異株「ラムダ株」。
先日日本国内で初めて確認されたのでネットニュースで見かけることも増えてきました。
もともとはペルーで最初に見つかり、南米で感染が拡大しているこの株ですが、世界保健機関(WHO)によると感染力が強い「デルタ株」などが含まれる「懸念すべき変異株(VOC)」よりも警戒度は低いんだとか。
終わりに
このペースで行くと全部アルファベット使い切りそう。二周目はアルファベータ株、とかになるんですかね。