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【ビジネスマン向け】富山出張までに知っておきたい常識と教養

はじめに

富山県に出張に行くことになり、現地の人と話すために簡単に情報を調べてみました。

富山県は北陸の中心

富山はもともと石川県とくっついていましたが、そこから独立を果たして明治から産業の発展が続き、北陸工業地帯を形成しました。

YKKや三協立山など大手金属製品メーカーの発祥の地として知られていて、北陸3県を中心に展開する北陸銀行や北陸電力などの本拠地があるので「新潟/富山/石川」の中では「富山が中心」と見ることもできます。人口は1,041,352人ということで100万人もいます。

世界遺産がある

世界遺産(文化遺産)に登録されている「白川郷・五箇山の合掌造り集落」のほか、「近世高岡の文化遺産群」と「立山・黒部~防災大国日本のモデル-信仰・砂防・発電-~」に関しては世界遺産(文化遺産)登録を目指す動きがあります。

白川郷って確かに中学の地理の授業で出てきましたよね。

富山銀行<北陸銀行

富山に本店を置く北陸銀行は、富山県の指定金融機関を受託しています。
逆に富山銀行は北陸銀行と比べると小規模で、「日本最小規模の地方銀行」という肩書なんだとか。しかも北陸銀行は富山銀行の筆頭株主でもあり、同行と店舗外ATMを共同設置している箇所もある模様。合併すればいいのに...

富山市は大きい

富山県の県庁所在地である富山市ですが、度重なる合併で現在の富山市はかなり巨大。
その広さは全国の都道府県庁所在地の中では2番目に広い総面積を持つので「富山市は広いですね」と言っておけば地理に詳しいオーラが出せますね。ちなみに富山県の29.24%の面積を占め、一つの市町村が県に占める面積の割合としては全国一とのこと。

高岡市はNo.2

そんな富山市以外にも大きい市はあり、高岡市(たかおかし)は富山県北西部の位置していて県庁所在地である富山市に次ぐ富山県第2の都市。こちらも覚えておきたいし行けるなら行ってみるのも良さそう。

薬が有名

富山の売薬(とやまのばいやく)とは、古くから富山県にある医薬品配置販売業の通称。よって街に薬の文化は根付いているようです。

歴史的には1639年に加賀藩から分藩した富山藩は多くの家臣や参勤交代、江戸幕府から命じられた委託事業(手伝普請など)、生産性の低い領地といった要因で財政難に苦しめられていたこともあって富山藩は本家の加賀藩に依存しない経済基盤をつくるために産業を奨励。その一つに製薬(売薬商法)なんだとか。

イケているのは先用後利という「用いることを先にし、利益は後から」マインドが富山売薬業の基本理念。

当時は貯金が少ない庶民は、医薬品を家庭に常備することはできず、病気の都度、商人から求めざるを得ませんでした。
こうした背景の下で医薬品を前もって預け、必要な時に使用して代金は後日支払いの先用後利のシステムは命をまず助けるという画期的なシステムでした。

昔は富山藩

富山藩(とやまはん)は、江戸時代に越中国の中央部(おおむね神通川流域)を領有した藩で加賀藩の支藩でした。

藩主は前田家で、家格は従四位下・大広間詰・外様・準国主。藩庁は富山城(富山市)。家紋は宗家の剣梅鉢に対して丁字梅鉢紋を使用。ちなみに富山城(とやまじょう)は、越中国新川郡富山、現在の富山県富山市丸の内にあった日本の城(平城)で富山駅から歩いていけます。

県民性

貯蓄率は高く、「越中の一つ残し」と言われるほどである。「自分の家を持って一人前」という風潮があり、持ち家率は全国最高である。さらに家の大きさ(延べ床面積)も全国一大きいんだとか。羨ましい....

さらに生活保護家庭の割合は極端に低く、全国最低。みんなしっかりしてるんですね...
乳幼児を祖父母等に預けることが比較的容易なこともあって、共働き率が全国最高水準。

おもしろいのは石川には「嫁は越中から貰え」という格言があり、富山の女性は働き者とされるところからきているんだとか。

富山に本社を置く企業

不二越

株式会社不二越は、東京都港区に本社を置く切削工具・ベアリング・産業用ロボットの製造を中心とする日本の企業である。旧本社は富山県富山市に置いていたが、2018年2月、本社機能を東京に全面移転した。

三協立山

三協立山株式会社は、富山県高岡市に本社を置き、建材・マテリアル・商業施設事業を行う企業である。アルミ建材の業界大手であり、国内シェアは第3位。

インテック

ITコンサルティング、システムインテグレーション、アウトソーシング、ソフトウェア開発、ネットワークサービスを提供する、総合ITベンダーである。社名のINTECは、INformation TEChnologyが由来の一つである。

北陸新幹線

飯山駅と上越妙高駅でJR東日本が西日本に変わる境目を通過するのが特徴。
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そしてそれは会社だけの話ではなく、電源周波数は、群馬県内は50Hz、長野県内は60Hz、新潟県内は50Hz、富山・石川県内は60Hzとなっているので新幹線路線で異周波数接続が存在する路線は北陸新幹線が唯一という珍しいことになっています。

終わり

これくらい頭に入れておけばかなりいい会話ができるはず。