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【相撲用語】砂被り席という言葉の意味と例えとしての利用法

はじめに

とある本を読んでいる際に、「私はそのプロジェクトを砂かぶり席で見ていた」というものがありました。
文脈的に「特等席」という意味で使われていることは分かりましたが、意味や語源が気になったので調べた結果をメモしておきます。

尚、結論から言うと相撲用語でした。

相撲の席の名前

"砂かぶり席"の意味は以下です。

相撲の土俵に最も近い土俵下 (たまり席) をいう。

要は、力士が取組をしている中で、砂をかぶることがあるためにこのように呼ぶみたいですね。最も近いという意味でいい席でもあります。ちなみにどれくらいの人が座れるのか?と言えば、東西南北で約 500人程度が座れるということで意外と多い。

そして厄介なのはお金を払えば皆が見れるか?というとそうでもなく、砂被り席は長年日本相撲協会を後援するたまり会 (溜会) の会員によって組織されている模様。よって一般人はなかなかそこの席に座ることはできないみたいですね。

トランプさんはどこで相撲を見た?

少し与太話ですが、”米国大統領(トランプ)が相撲を観戦”というニュースがありましたがあれはマス席と言われる別の席で見たみたいですね。

トランプさん自身は砂かぶり席での観覧を希望していたそうですが、勢い余った力士が飛び込んでくる可能性もある危険な席でもあるので安全を考慮したとのことが後日談としてニュースにかかれていました。

確かにネットでたまり席(砂かぶり席)を購入しようとすると以下の警告が出ます。

※土俵競技者(力士等)の転落による傷害の危険があります。
※危険に対応できないお子様や身体の不自由な方は入場をお断りいたします。
※観戦当日、上記内容において傷害を受けた場合は、診療所等にて応急処置をさせていただきますが、その後の補償等には一切応じられません。

こりゃ大統領は座れないわ...

まとめ

砂被りというのは、相撲を一番近くで見る特等席であり、そこからの比喩で「一番物事を近くで見れる場所」という意味でも使われたりします。ビジネスの場面でも使われることもあるということで、頭の片隅にいれておきます。