はじめに
ツイッターで流れてきた以下の動画が熱かったので感想を動画のネタバレしながら書いてみました。
「千本桜」を弾くと初音ミクさんが歌い出す夢のピアノ、遂にリリース!byよみぃ【プロジェクトセカイ・ピアノ】
動画のネタバレ
人工知能合奏システム開発者である前澤さんは、Youtuberピアニストのよみぃさんに「試して欲しい、いや、挑んて欲しい」と話を持ってきました。それは特別なピアノで千本桜の楽譜を弾くと、その音を聞いたピアノがリズムに合わせて合唱してくれるという仕組み。
よみぃさんが一通り楽譜通りに弾くと、ボカロがそれに合わせて歌ってくれる。テンポもばっちり。
おもしろいのはよみぃさんが「挑んで欲しい」と言った通り、楽譜は上級者向けのものでちゃんと弾けないとAI側が歌ってくれないという構成。でもよみぃさんはきちんと演奏してボカロもばっちり歌い切りました。
するとよみぃさんは「もう一回やってみてもいいですか?仲良くなれる気がする」と言って引き始めると、人間が聞いている限りはいい感じに千本桜を引きながらアレンジを加えています。
急に開発者側が戦いを挑まれる形となりますが、ボーカルはかくかくしながら歌って歌とピアノが合いません。
テロップでは「なるほど、広い音域を使うグリッサンドは一小節前に出したとしてもその後に引くはずの音符まで巻き込んでしまってNGだったのかな」とある奏法ではうまく行かないことをよみぃさんは認識。
ここからはアレンジしながらもAI側がついていけるように試行錯誤し、アレンジを加えるもAI側がついてくるという状態に。演奏しきると開発者の前澤さんは拍手をします。
よみぃさんは「AIが楽譜の位置判定を終えた瞬間だけ好きにアレンジした」と返すと、「人間の挙動を予測するAIの挙動を予測してくれたんですね」と前澤さんは「なるほど、すごいですね」と脱帽するというオチ。
感想
よみぃさんは初めて見ましたが、ピアノの演奏だけでなく、作曲家や太鼓の達人公式アンバサダーもやっているんですね。
前澤さんのシステムは、おそらく伸縮マッチングを用いた機械学習ではよくある題材ではあるものの、それを実際に動かせるレベルで具現化しているのはすごい。
そして、一番熱いのは「挑んでください」と最初に前澤さんは煽るも、蓋を開けると一段上の高みから演奏側はAIを慮ってセッションをするという展開。この、実は試されていたのは逆側だったという少年漫画的展開に笑ってしまいました。
いやー、改めておもしろい動画でした。
感激したのでProjectも宣伝しておきます。