私が気に入っている、よくできた頭の体操を紹介します。
二人で渡る橋
ある4人が橋を渡りたいと思っています。
その橋を渡るためには懐中電灯が必要なのですが、懐中電灯は一つしかありません。
また、その橋は三人以上が乗ると落ちてしまう脆さなので、多くても二人でしか渡れません。
要は、懐中電灯がないと渡れない+二人でしか渡れないので必然的に、2人で渡ってそのうち一人は懐中電灯を持って帰って来て、また二人で渡って、という風に一人ずつ橋の先に届けていく必要があります。
4人が橋を渡りきる速さは以下で、2人で渡る場合は遅い人に合わせて渡る必要があります。
Aさん:1分
Bさん:2分
Cさん:5分
Dさん:10分
直感的に考えれば、
AさんとBさんで橋を渡る(2分
Aさんだけ帰ってくる(1分
AさんとCさんで橋を渡る(5分
Aさんだけ帰ってくる(1分
AさんとDさんで橋を渡る(10分
の計18分かかるように思えますが、実はもっと早く全員を渡りきる方法があります。
どうすればよいでしょうか?
頭の体操 第1集~パズル・クイズで脳ミソを鍛えよう~ (光文社知恵の森文庫)
- 作者:多湖 輝
- 発売日: 2013/12/13
- メディア: Kindle版
答え
この問題、肝はCさんとDさんを別々に渡してはいけないというところにあります。
要はこの遅いもの同士を一緒に渡らせることで時間を節約できます。
でも行ってしまえば一人帰ってくる必要があるのでは?
と思いますよね。
正解はこうです。
AさんとBさんで橋を渡る(2分
Aさんだけ帰ってくる(1分
CさんとDさんで橋を渡る(10分
Bさんだけ帰ってくる(2分
AさんとBさんで橋を渡る(2分
計15分になりました。先ほどの例より3分短縮。
よくできている
一度渡ったBさんが別のタイミングで帰ってくるという、なんとも斬新な答え。
個人的によくできている問題で気に入ってるのでみなさんも誰かに出してみてください。