はじめに
2021年2月15日(月)にて「辛坊治郎ズームそこまで言うか」に出演した橋下さんと辛坊さんのやり取り、特に橋下さんの意見がおもしろかったのでその書き起こしと私の感想を書いてみました。
全体として、橋下さんの「きれいごと言っててもしょうがないじゃん」という意見は切れ味鋭くて好印象でした。
書き起こし
辛坊「森さんのような人間でないとまとめきれなかった？」
橋下「国内においてはそりゃそう、政治力がある。後任の会長に多様性とか若さとか意味合いを込めて選ぶというのは正論だけど、あと数か月で五輪を開催するかしないかという段階では力業が必要。象徴的な意味合いは小池さんで十分。」
橋下「社会時間のサッカーをプロ化するのは大変で、川渕さんがやり遂げたのは川渕さんがワンマンだったから。森さんも川渕さんも理事会の意向を気にしていない。」
思ったこと
世論の批判で森さんは東京オリンピック・パラリンピックの組織委員会会長職を辞任した後に元日本サッカー協会会長・元Jリーグチェアマンの川渕三郎さんを後継指名したことがこれまた世間に叩かれて白紙撤回となった話。結局は橋本聖子五輪相に決まりました。
私はそれで良かったと思いながら、橋下さんの言っていた「土壇場では力業が必要」というのは社会人経験上で本当によく思います。
要は何か締め切りがあって迷走している時、皆が責任を取らずにウダウダとルールに乗っ取ってやっていると結局間に合わずに大炎上するという話。
「許可を得るより謝る方がずっと簡単」という格言もありますが
If it's a good idea, go ahead and do it. It is much easier to apologize than it is to get permission
基本はきちんとルールを守って着実に進めていく人がリーダーにふさわしいですが、どうしようもない時は剛腕な人が一人いてくれると助かるんですよね。
森さんの発言は無しだとは思いつつ、あの手のパワフルさを持っている人がいないと前に進まないことってあるよね、という橋下さんの意見。
本人も「現実的すぎかな？」と言っていましたが、実態を捉えている提言で個人的には好印象でした。逆に「福原愛ちゃんや國母和宏くんがいいのでは？」とすっとんきょうな発言をしていた辛坊さんが浮いていましたが（笑）
