はじめに
2022年の大河ドラマであるを初見で見ながら、素朴に思ったことをメモしたり落書きを投稿するコーナー。青字が物語で印象に残った箇所、赤字は私の感想です。
前回は以下。
今回は「足固めの儀式」がタイトルです。
ネタバレあらすじ
- 義仲は鎌倉勢の討伐を聞きつけて後白河法皇を人質にする
- 頼朝は義仲討伐に行きたいが御家人反乱グループが反発
- 頼朝の子供(万寿)を誘拐する計画を立てる
- 頼朝側の比企能員は反乱側につくよう脅されてそれに乗る
- 義時は土肥実平を問い詰めて反乱の中身を知る
- 頼朝は反乱側との戦いを希望するが義時は説き伏せてみせると宣言する
- 義時は上総広常と通じているのでそれを活かして反乱を鎮める
- 大江広元と頼朝は反乱の罰で誰かに死んでもらうと話をひっくり返す
- もともと頼朝は上総広常の力が大きくなることを見越して始末する理由が欲しかった
- 義時はそれに失望をする
- 梶原景時が上総広常を皆の前で始末する
- 頼朝はそこで信賞必罰を宣言して御家人をまとめあげる
- 義時と八重の間に子供(北条泰時)が生まれる
感想
まさか、ここで上総広常が退場するとは。第七話で物語に入ってきてからは終始かっこいいおじさんだったので、最後の儚い殺され方にはビックリしました。
ちなみに史実でも寿永2年(1183年)に謀反の企てがあるとの噂にて頼朝の命を受けた侍所所司の梶原景時に鎌倉の御所内で暗殺されているとのこと。そしてその様子を見ているしかできない義時を見ているのも悲しく「お世話になった人を守れない」って辛いよな~と思ったり。
また、今回は政子が御家人の宿老たちに向き合いながら「これからは鎌倉殿に言えぬことは私にお話しください。できることは、なんでもやらせてもらいます」と皆の信頼を集めるシーンがありました。一方で頼朝の
謀反人上総介広常を成敗した。
残党を討ち、その所領は一同に分け与えよう。西にはさらに多くの所領がある。
義仲を討ち、平家を討ち、己の力で我がものにせよ。
今こそ天下草創の時。わしに逆らうものは何人も許さぬ。肝に銘じよ!
と皆を震え上がらせながらまとめあげるシーンもあり、優しいだけじゃなくてこういうキツいリーダーも場合によっては必要だよなぁ・・とも思いました。
終わりに
誰も殺さないと言っておきながら、結局は目的通り目障りだった上総広常を殺した頼朝。
感覚的にはクソ野郎ではありつつも、最後の「肝に銘じよ!」と一括するシーンにはちょっぴりと頭領の資格のようなものを感じました。私はやっぱり政子のようなリーダーに付きたいとは思いますが・・。