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【呪術廻戦/アニメ版】12話の感想 : 性格はクソだけど存在感抜群の宿儺が憎めない

はじめに

呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)を初見で見ながら、思ったことをネタバレありで書いています。
尚、青文字は話の中で印象に残ったセリフやシーン、赤文字は私の印象に残った感想です。

第十二話のタイトルは「いつかの君へ」。

新キャラ:猪野琢真

虎杖は学校に張られた帳を見てか、電話超しの七海の静止を振り切って「俺は行くよ。ナナミン。」と言います。七海も内心で『言っても無駄でしょうね...』と思いながら、同じ現場にいる猪野琢真という男性に「そういうわけなんであと任せます」と告げて去っていきます。猪野は嫌がりますが、七海から「一級呪術師の推薦を引き受けてもいい」とちらつかせられると「頑張るぞ!おー!」とやる気を出します。 

虎杖は、伊地知の「行ってはいけません」という静止も振り切り体育館へ。前回のラストシーンの「ひっこんでろよ」に繋がります。ここでオープニング。

虎杖と順平の接近

虎杖は順平に攻撃するも、順平はクラゲの式神を出してガードします。
そして順平は「無闇な救済になんの意味があるんだ。命の価値をはき違えるな」と言いながら反撃。「まやかしで作ったルールで僕を縛るな。奪える命を奪うことを止める権利は誰にもない」と続けます。 

虎杖も負けずに順平を投げ飛ばし、「それらしい理屈をこねたって、お前はただ自分が正しいって思いたいだけだろ!」と言いますが、「人に心なんてない。ないんだよ!そうでなきゃ、母さんも僕も人の心に呪われたっていうのか...そんなのあんまりじゃないか。もう何が正しいか何が間違っているのかも...」と涙を流しながら順平は攻撃をしかけます。順平の攻撃をガードせずに受けた虎杖は「ごめん。何も知らないのに偉そうなこと言った。何があったか話してくれ、俺はもう絶対に順平を呪ったりしない。」と手を取ります。音楽も相まって泣ける...

事情を聞いた虎杖は「そんな、母ちゃんが...」とショックを受けるも「高専に来いよ。頼りになる仲間がいっぱいいるんだ。みんなで協力すれば、順平の母ちゃんを呪ったやつもきっと見つかる。必ず報いを受けさせてやる」と語りかけます。

真人の登場と激戦

そんな虎杖の言葉に順平の心が動こうとするや、真人が「初めましてだね?宿儺の器さん」と参上。真人は虎杖を攻撃し、「順平はさ、頭いいんだろうね。でも、熟慮は時に短慮以上の愚行を招くものさ。君ってその典型。順平って君がバカにしている人間のその次くらいにはバカだから。だから、死ぬんだよ」と順平に触れてゾンビ化します。

虎杖は取り乱しながら「今治してやるから!宿儺!なんでもする、俺の事は好きにしていい。順平を治してくれ」と宿儺に語り掛けるも「断る」と宿儺は愉快そうに笑います。それを見た真人は『縛りを断った?魂の形は反転術式でどうこうなるものではないけれど、他人を直すのは専門外か?』と考察します。どういうこっちゃ...

真人は予想が外れるも「でもまぁ、俺の狙いはここからだし」と言いながら宿儺と一緒に高笑いをします。 

虎杖は『あぁ、そうか。こいつらはどこまでいっても呪いなんだ...』と打ちひしがれながら異形となった順平に視線を落とすと、異形のまま涙を流しています。真人は「あはは、もう死んだ?ちょっと乱暴に形変えたからね!」と笑うも、虎杖は真人に攻撃。真人には想定外のダメージが入ったようで『そうか、虎杖悠仁は常に肉体に自分以外の魂がある状態。だから自然に魂の輪郭を知覚しているのか。』と分析します。どういうこっちゃ...

虎杖は真人に怒りに震えながら『今まで俺の口から出た言葉は全て嘘だったんじゃないかと思えるくらい、腹の底から出た本音。”ぶっ殺してやる”」と禍々しいオーラをまといます。

真人は『利害を超えた憎しみで宿儺との交渉を促し、虎杖悠仁に縛りを課す。それで宿儺をこちらに引き入れる確率が増えれば万々歳』という作戦があるようで、手をドリルのようにしたりと変形しながら虎杖に攻撃をしかけます。このあたりの攻撃シーンの迫力が満点。

ここで倒していく

結局、真人は虎杖の身体を串刺しにし、「君じゃ俺に勝てないよ。さっさと宿儺に変わんなよ」と虎杖に触れると、宿儺の精神世界にて真人は宿儺に見降ろされながら「俺の魂に触れるか。共に腹の底から小僧を笑った仲だ。一度は許す、二度はない。分をわきまえろ、痴れ者が。」と一喝されます。それに立ち尽くすしかない真人。宿儺の持つ最強ゆえの余裕がかっこいい...

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宿儺「分をわきまえろ、痴れ者が」

真人は現実に引き戻されると、虎杖に頭突きをされて吐血します。
が、虎杖の背後を取って一撃を加えようとする真人に七海が間一髪登場してガード

真人は七海を見て「なんだ、ピンピンしてるじゃん」と余裕の表情をするも、虎杖の攻撃を受けてか鼻血が垂れます。それを見た七海は虎杖の攻撃が真人に効いていると分析し、「私の攻撃はやつに効きませんが、奴の動きは止めれます。ここで確実に祓います。」と七海が呼びかけ、虎杖は「おう!」と応じてエンディング。

終わりに

順平の闇堕ちが心配でしたが、なるほどこの段階で真人に裏切られたことに気づくんですね。
「反転術式」「魂の輪郭」にピンときていないものの、宿儺と真人のやり取りがかっこよくて痺れたり、七海の合流に熱くなったり。いい回でした。