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【世界一貧しい大統領】なぜか国連演説が心に響かなかった

ホセ・ムヒカ 世界一貧しい大統領 国連演説

インターネットにて同スピーチが「泣ける」と話題になっており、私も全文読んでみました。

以下はメッセージの要約。

  • 人間は消費社会をコントロールできていない
  • 我々が生まれてきたのは発展するためではなく幸せになるため
  • 貧しい人は少ししかものを持っていない人ではなくいくらあっても満足しない人のこと
  • 発展は人類の幸せ、愛、子育て、友達を持つこと、必要最低限のもので満足するためにあるべきこと

上記は私も同意。

感想

動画だけでは何が言いたいのか分からなかったんですよね。特に意味が分からないのは「今の社会は1,000時間を持つ電球は作ってはいけない。本当は100,000時間持つ電球はあるのにそんなものは作らない」と使い捨て文明を皮肉っていましたが、それは単純に「1000時間持つ電球が100円で作れるけど100,000時間持つ電球を作ると20,000円かかるからでは?」と思いました。別に意地悪でそんなことしているわけではなくて、100円で100,000時間持つ電球が作れるならわざわざ1000時間で切れる電球を売らないと思います。そんなことしてたら競業他社に負けるので。

他にも自国について「人口は320万人だが世界で最も美味しい牛が1300万頭いて肉の輸出国」と言っていましたがそれは単に国土に恵まれているだけでは?とか思ったり。

本人は「石器時代に戻れとまでは言いませんが..」と言っていましたが、発展することで助かる人って大勢いると思ってしまいます。車椅子がない時代は歩けない人は一人で外に出れませんでしたし、今はスマホやインターネット回線が普及したことで家にいながらたくさんの動画が見れます。

後で調べると、ムスカさんは「大統領公邸には住まず、首都郊外の古びた平屋に妻のルシア・トポランスキ上院議員と二人暮らし。古い愛車をみずから運転し、庶民と変わらない生活、気取らない生き方を貫いた。そしていつしか尊敬を込めて、「世界で一番貧しい大統領」と呼ばれるように。国のトップになっても給与のほとんどを寄付していたことでも知られるムヒカさん」という人柄は本当に素敵だと思いますが、上の演説で涙を流すポイントがどこにあるのか分からず。私がおかしいのだとは思いますが...