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【格闘技/青木真也】総合格闘技史上最高の愚行と言われたハロージャパンとは?

はじめに

2009年3月8日、当時世界最大規模の総合格闘技イベント「DREAM」にてグラップラーで有名な青木真也選手と対戦したアメリカの総合格闘家ガードナー選手。二人は試合中にグラップリングの攻防を見せあいますが、ガードナー選手が試合中に「Hello Japan」と手を上げた・・というのがいわゆる「ハロージャパン騒動」です。

もちろん青木選手その隙にも攻撃をしかけ、結局はチョークスリーパー( 片腕で相手の首を締め付けて片腕でホールドする絞め技)をきめてガードナー選手は一本負けという事態になったという結末に...。

以下はこのあたりの詳細な話です。

なぜそんなことが?

その試合では寝技が得意な青木選手はグラウンドでの攻防をしかけており、ガードナー選手が得意とするパンチの打ち合いではなく技のきめ合いに持ち込んでいました。

そんな試合展開の中でガードナー選手は「膠着状態でファンが退屈していると思い、サービスとしてアピールした」と後日語り、その言葉に世界が呆れる展開。

日本でも「寝技師相手に油断しすぎ」というコメントが多くつき、当時はUFCではなくPRIDEが幅を利かせていたこともあって海外の格闘家ファンもコメントで大喜利のような扱いでコメント合戦をしていました。

  • 青木を背負って「ハロージャパン」、頭大丈夫か?(+4)
  • アメリカ人「ハロージャパン」 青木「ようこそ愚か者よ」
グラップラー青木

感想

確かに壮絶なパンチの打ち合いではなく、関節の取り合いのようなグラップリングは見ていて盛り上がりにかける側面もあるとは思います。

ただし総合格闘技では相手が苦手なところで勝負をする・・というのは鉄則なので、ガードナー選手側がやっぱり油断しすぎたんだろうな~という印象。最近はクレベルコイケ選手がグラップリングで名を馳せていますが、試合中は常に気を抜けない緊張感が漂っています。


ちなみにガードナー選手はパンチを得意としてGladiator Challengeライト級王者、NABC MMAライト級王者と格闘家としては一流選手。対戦相手にとって見えにくいパンチを得意とすることから「ザ・ステルス」と呼ばれていた選手でしたが、奇しくもこの敗戦から負けがこむようになって2011年を最後にリングから姿を消しました。もったいない負けでしたね..

終わりに

ネット上では「ハロージャパン」とググると動画が見つかるので、気になる方は調べてみると「あらら...」という映像が見れると思います。