本音レビューログ

正直な感想



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コンテンツの正直な感想と雑イラストが見所。

【脳嚙ネウロ】DRにブチ切れるネウロがかっこよすぎるんだよなぁ

はじめに

「新しい血族」を組織し、それ以外の人間の殲滅を企てた首領、シックス。そんなシックスがネウロに送った一人目の刺客であるダニエル・ルソー(DR)で顔に"Water Dragon"(水の龍)が刻印されていることから通称がドラゴン。

このキャラが水害で無実の人間を大量虐殺する中でネウロが初めてプッツーンと切れるシーンがあるんですが、それがまぁかっこいいのなんの。

というわけでネタバレありの感想記事を書いてみました。具体的にはコミックス16巻です。

ネタバレ

DR(ディーアール)は水害を招きながらネウロに「何人殺っても罪の意識を感じない、何故私にはこいつらがダニにしか見えないんだ」と昔から思っていたと自分語り。そこからシックスと出会って「人間(ダニ)のいない生態系を創るためなら私は喜んで身を砕く」と付いていくことを決めたことを明かしながら、ネウロの前で「ダニに生死を決める権利などがあるものか、ふははは」と人間を銃殺していきます。

DRはネウロの首に手をかけ、反対の手で攻撃態勢を取りながら「このまま首をねじり切っt」といったシーンでは既に片腕はスパンと落ちている描写。ネウロの反撃!

そんな予想外の反撃に、DRは「わ、私の腕がッ」と慌てますがネウロは「千を超える罪状がある。今からそれを体中に刻んでやろう。泣こうが死のうが苦痛は去ることはない」と言い、「貴様は吾輩を怒らせたのだ、ダニめ」と翼を開けながら1コマぶち抜きシーンで137話/蜱【だに】は終了。

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ネウロ「ダニめ」

感想

最後のコマのネウロはバキバキに魔人&凶悪な表情をしていて、どちらが悪人なのか分からないような構図で痺れました。

またこの怒りというのも熱くて、登場初期のネウロは人間に対して全く興味はなかったものの、弥子との物語の中で『人間の持つ可能性』に気づいてからどんどん興味の持つ対象に変わっていくんですよね。

ちなみにこの戦い、最後はネウロに圧倒されたDRは「魔人の怒りに触れてしまったら龍なんかが適うわけがない」と心を折られ、その折れた心を見抜いたシックスに葬られるというなんとも悲しい結末に。DRには悪いですが、ネウロのあのかっこいいシーンは何度読んでも最高です。

終わりに

シックス編に入ってからは戦闘モノという雰囲気にもなりますが、根底には松井先生らしいユーモアとオシャレさが入り込んでいてつくづく最高の漫画。

賛否両論あるシックス編ですが私はシックス含めて魅力的なキャラクターに思えていて

個人的には好きなクライマックスです。