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【呪術廻戦/アニメ版】4話の感想 : 初めての領域展開のシーンがかっこよくて震える

はじめに

呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)を初見で見ながら、思ったことをネタバレありで書いています。
尚、青文字は話の中で印象に残ったシーン、赤文字は私の印象に残った感想です。

前回は以下。同級生の釘崎が登場しました。

第四話は「呪胎戴天(じゅたいたいてん)」がタイトル。

救出任務

前回のシーンに通じる少年院の前で、虎杖&伏黒&釘崎は少年院に出た呪いの説明を受けます。眼鏡をかけたスタッフのような男性が「呪胎が変態するタイプの場合は特級になる」と説明し、特級であれば絶対に戦わないこと、自分の恐怖に従って欲しいと言います。

今回の任務は生存者の確認と救出のようですが、周りには保護者がいるのか「息子のサトシは大丈夫なんでしょうか...」と泣き崩れる母親を見た虎杖は、「助けるぞ」と意気込み、釘崎は「当然」と続きます。

眼鏡のスタッフ男性は、とばり(帳・帷)と呼ばれる結界を張って目隠しをし、「お気をつけて」と3人に言います。

敵の出現

中に入るや否や、「呪力による生得領域(しょうとくりょういき)*1が展開されている」と伏黒は言い、振り返ると入ってきた扉もなくなっています。
それを見て釘崎と虎杖は「どうしよう!どうしよう!」と慌てますが、伏黒は「出した式神が出入口の匂いを覚えているので問題ない」というと、一転二人はキャッキャして喜びます。このあたりがポップで見ていて楽しい。

虎杖は「やっぱ頼りになるな、伏黒は」と感謝を伝えると、伏黒は嬉しそうに視線を落として「進もう」と言います。

進むと、死体の受刑者がいますがネームプレートを見た虎杖は、それが先ほどの母親の息子であることに気づき、「この遺体を持って帰ろう。遺体もなしに死にましたじゃ納得できないだろ..」と言います。が、伏黒は「置いて行け。そいつは二度目の無免許運転で女児を跳ねている。お前は大勢の人間を助けて正しい死に導くことに拘っているが、自分が助けた人間が将来人を殺したらどうする?」とドライに言います。それに「じゃあなんで俺は助けたんだよ!」と虎杖は言いあいますが、その間に釘崎が敵の呪いで床に沈みます。

呪いの気配に式神が反応しなかったことに驚いて振り返ると、伏黒の式神は既にやられていました。伏黒は「逃げるぞ、釘崎を探すのはそれk」と言おうとすると二人の間には人型の呪霊が立っています。そのオーラに伏黒は『間違いない。特級だ...』と察します。 

虎杖の作戦

虎杖はナイフで呪霊に攻撃するも反撃され、手首から手が切れて血が吹き出ます。

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敵の強さを目の当たりにして言葉を失う伏黒

その圧倒的な力の差に、虎杖は宿儺に頼ろうとしますが、宿儺は「断る。変わりたいなら変わるがいい。その時は呪霊より先にそのガキ(伏黒)を殺す」と言います。

虎杖は、周りに味方がいる状態で宿儺を出せないことを察し、伏黒に「釘崎を回収して外に出ること」&「外に出たら合図をして欲しい」と頼みます。

敵は虎杖を舐めている状態でボコボコにし、虎杖は『俺は強いと思ってた。死に時を選べるくらいには強いと思ってたが、俺は全然弱すぎる。』と打ちひしがれながらも、『(いつか死ぬ時に)この死が正しかったと言えるように、憎悪も恐怖も後悔も全て出し切れ!』と自分を奮い立たせて敵に向かっていきます。すると、遠くから犬の遠吠えが聞こえ、伏黒達が脱出をしたことを知ります。

宿儺のお出まし

それを聞いた虎杖は宿儺に切り替えると、『つくづくいまいましい小僧だ...』と宿儺が登場。

宿儺に変わった虎杖から何かを察知したのか、先ほどまで陽気に攻撃していた呪霊は後退りをします。そんな呪霊の肩を宿儺に切り替わった虎杖はポンポンと叩き、「少し待て。どうすればあの小僧を後悔させられるかを考えている」と言います。
そして、宿儺と呪霊で伏黒達に攻撃をしかける案を思いつき、「おい、ガキどもを殺しに行くぞ。付いてこい」と呪霊に命令。戸惑う呪霊は虎杖に攻撃をしかけると、切り取られた片手を生やしながらガード。そして、「いかん、直してしまった」と余裕の表情で呟きます。

領域展開!

伏黒は先ほどの眼鏡男性に重症の釘崎を預け、一級術師をよこしてもらうようお願いします。そして、『あいつ(虎杖)がもしものときは、俺にはあいつを始末する責任がある』と五条に命の嘆願をした自分に責任を感じています。

場面が変わり、虎杖(宿儺)にコテンパンにされた呪霊がまだ戦意を喪失していない様を見て「お前もこの小僧も呪いのなんたるかをまるで分かっていないな。いい機会だ、教えてやる。本物の呪術というものを..」と呟きながら「領域展開 伏魔御厨子(ふくまみずし)」と手を組みます。すると、赤い鳥居がバーンと出現し、敵はバラバラになります。

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両面宿儺「領域展開」

その様子を見ながら「やはり弱いな、お前。」と言い、バラバラになった呪霊の体の中に手を入れて、虎杖が食べた指を回収します。特級の呪いにもなるとこの宿儺の指が身体に入っているんですね。

宿儺は虎杖に「終わったぞ。変わるのならさっさと変われ。」と言いますが、虎杖からの反応がない様を見て、宿儺はニヤリとして終わります。
 

終わりに

「領域展開」という言葉は聞いたことがありましたが、初めてアニメーションで見ると鳥肌が出るくらいにかっこいい。
圧倒的に強そうな敵が、さらに圧倒的に強い存在を前に一気に立場が逆転する様は少年漫画っぽいとはいえ痺れました。そして最後に虎杖は宿儺を抑え込まなかったシーンを見てニヤリとする宿儺...次回どうなるの....

*1:生得領域 : 術式の付与されていない未完成の領域