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【バクマン/名シーン】135話"連続と阻止"の感想 : 新妻エイジが主人公並みにかっこいい

はじめに

『バクマン。』は、原作・大場つぐみ、作画・小畑健による少年ジャンプの作品で、二人の少年がコンビを組んで漫画家を目指していく道のり・その活動をリアリティたっぷりに描いた内容。

その作品の中で、135話では人気若手漫画家のエイジが集英社にて「嫌いな漫画を終わらせる権限が欲しい」という連載当初の話を再度持ち出すというくだりがあり。本記事はそのネタバレありの感想で、この箇所は

単行本では16巻にあたります。

ネタバレ

他の漫画家はその情報を掴み、「エイジが関わっている人気が低迷している漫画を終わらせるのかも?」「ライバルである亜城木夢叶のTRAPを終わらせることで発奮させる?」などなどを話し合いますが、秋名愛子は「直接聞きに行くこと」を提案。

そこで皆は聞きに行き、平丸が「で、その権限はもらえたのか?」と質問すると「貰いましたけど」と漫画を描きながら返答。
そしてその条件は「10週連続1位」とし、現在5週連続1位という中であと5週・・と息巻くエイジに皆は「終わらせたい漫画は?」と聞くと、「CROW」と返答。まさかの現在一位独走中の自分の漫画でした。

福田は「嫌いな漫画じゃなかったのか・・?」と問うと、「嫌いですけど。時運で終わらせたい形で終わらせられないのは大嫌いです。描く前から決めていました。終わらせる時期は自分で決め、一番人気の時にカッコよく終わらせる。」と持論を展開。

亜城は「もし10週連続でトップ獲れなければ?」と問うと、「やめないです。もしトップをほかの漫画に取られたらカッコよくないです。それは僕の中で完璧な終わり方じゃなくなりますから。その時はもう一度10週以上の不動の一番に挑戦し、成し遂げてから終わらせます。それができなければ打ち切りまで描くしかないですけど」と返答。

皆はそれを聞いて「俺が抜くからな!」と言いますが、視線を変えて「CROWは今最高に盛り上げてるところですから抜けません。ネームや原稿を放り出してここに来てる人たちなんかに抜けるはずがないです」と返しました。

感想

エイジがかっこよすぎる・・・。

私も鬼滅の刃の終わらせ方には好感を持っていましたが

やっぱり作者が自分の望むタイミングで終わるというのはそれほどに難しいことなんでしょうね。

ちなみに次の136話にて編集が「この話、ほかの編集者にも言っていいか?」と集英社一同でCRON一位を阻止する案を思いつき、「あ、いくらなんでもそれはないな・・」と遠慮するもエイジ本人が「どーぞ、言ってください。編集部全員、敵。燃えます」と嬉しそうに返すシーン含めて、なんともかっこいいな~としみじみしました。

終わりに

新妻エイジは見た目だけでいうとイケメンという部類ではなく、初登場時もなんとも意味不明なキャラでしたがこのあたりのかっこよさが主人公並みという・・・。この結果がどうなるのかは覚えていないので、引き続き漫画を楽しみながらCROWを終わらせれたのか?妨害されたのか?・・は楽しみに読み進めます。


終わりに

フィクションとは言え、才能ある若者が努力をおしまず結果を出しているシーンには見ていて何か背中を押されるものがあります。
そういう意味で、この作品は子供だけでなく大人が読んでも楽しめる名作ですね。