はじめに
俺の持論という番組にて、中田さんがタイトルのプレゼンをしていました。
聞き手はハライチの澤部さん、女優の岡本夏美さん、アイドルの松井玲奈さん。
このプレゼンがおもしろかったのでその感想を。
作り込まれてアニメーション付きスライド
発表資料を見てハライチの澤部さんや女性ゲストが茶化すように「なんかちょっと(いつもと)違うんですけど?」と突っ込みます。
中田さんは「私、この画像自作して参りました。持ち込む論と書いて持論でございます。」と返答。澤部さんは「力はいってるな~」と感心します。
テーマ:いとも簡単に不倫と浮気撲滅できる論
中田さんは不倫は話題になっており、「あの謝罪会見はありなの?それともなしなの?それともワイドショーで不倫のこと言うのやめようよ、もううんざりだどうでもいいという人」と意見が分かれる人がいる問題であることに触れます。
でも質問を変えて「みなさんは不倫や浮気されたいですか?」と聞くと質問の答えは100%一致する...と言い、その回答は「NO」であると言いながら出すスライドが、巨大なNOという文字に対峙する人間の画像。ここが笑える。
みんなも笑いますが「巨大なNOですよ。」と飄々と続けます。
その流れで「浮気をされない方法があるんだとしたら?100%聞きたいですよね?」と聴衆に聞くメリットがあることを訴えかける。このあたりはプレゼンの極意である「相手に聞いた方がメリットがあると思わせる」を実践していてさすがだな~と思います。
スマホとGPSで実現、でも納得できないよね?
実現方法に「GPS」というおっかない用語を聞いて皆は顔をしかめます。その反応、中田さんは想定通りのようで「今みなさんギョッとしましたよね?」と言い、「GoogleMap」と言い換えることで安心してと言います。要はGoogleMapとGoogleカレンダーで情報をパートナー間で共有することで浮気防止できると言うのがプレゼンの主旨。
もちろん中田さんはここで終わりません。「ここで終わらせたら俺の持論は未完成。なぜならみんなが それありなの? と言っているから。その懸念を払拭しないと。」と言い、皆は「がんじがらめ」と思っているよね?と問います。聴衆の気持ちを先回りする様が最高。
そして、中田夫婦はそれを既に実践していることを言うと え~~ とみんなはまた反応。
するとこれも先回り。「皆さんの頭の中に浮かんでいる僕の妻ってこういう状態!」と集中監視センターのようなところでディスプレイをにらみつける女性の画像。ここも笑える。
浮気防止は便利さの上での副産物である
ここで一旦浮気とは離れて、『GPSで情報を共有しておくと相手が仕事中なのか仕事からの移動中とかが分かるので便利だよね?』と訴えかけます。
そしてその便利さの副産物として「不倫しようと思わなくなる」というロジックを展開。要は「ばれないかもしれない環境があったら人間は魔がさしてしまうので、これが抑止力となる」と便利さの副産物で浮気を防げると力説。
ここで「よくしりょく」という用語が出てきました。
抑止力?
「おい中田、抑止力だなんだ言っているが、お前抑止力がなければ不倫したいやつなんじゃねーの?お前さ、結局欲の塊なんだろ?自分で檻を作ってるけど出たいんだろ?もしそれを突破できる状況があるならもう突破してんだろ?俺たちはそんなことしなくても大丈夫。」と言う人もいると自分で突っ込みます。
それに対して「抑止力ってそういうもんじゃない」と言い、監視カメラの例を挙げます。「防犯カメラを窮屈に感じた人っています?」と問い、特に女性側の同意を引き出した上で「これを窮屈に感じる人は加害者目線を持っている人」と続けます。
その上でまだ言ってくる人がいると言い、「中田の理屈はええねん。生理的に怖いねん。」っていう人は「浮気をするやつ」と言って締めます。皆は「確かに」と納得した模様。
最後にGPS機能はいつでもオフにできるので、ストーカー化しても大丈夫という話でアフターフォローも忘れない。
終わりに
最初に興味を持たせ、中盤で聴衆の疑問を潰し、最後に「確かに」と言わせるクロージング。
普通にプレゼンの極意のようなものが見れた15分の動画で、大変勉強になりました。あとおもしろかった。
これがYoutube大学に繋がっているだな~としみじみしました。