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【ドラマ/正直不動産】5話のネタバレ感想 : インスペクター町村さんは一言謝るべきでは..

はじめに

NHKで実施している同ドラマを見た初見のネタバレ感想を書いてみます。第五話は「優しい嘘」がタイトルで前回は以下。

スパイは誰だ

永瀬は客がミネルヴァ不動産に流れている状況を社長に報告し、こちらの情報がスパイから漏れているという仮説を立てます。すると場面代わって、ミネルヴァ不動産にはメガネをかけた同社の社長(鵤聖人)が「一秒も無駄にするな、(私に)挨拶している暇があれば1件でも売れ」と社員に発破をかけています。

そしてまた登坂不動産に場面が戻り、以下の回でも話があった離れ離れの月下の父親(昌也)が登場。

父親は新しい住居を探していたところで月下の写真を発見し、訪ねてきたとのこと。父親は「迷惑かけたな・・」としんみりしますが、月下は会えて嬉しい&いい部屋を探すと返答。ちなみに月下はこの流れで両親がまた一緒に暮らすのでは?という淡い期待を抱いています。

そしてこれを遠目に聞いていた桐山は、自分の父親が既に亡くなっていることもあって月下に「話せる時に話しておけ」とアドバイス。最近好感度が上がってきてるんだから桐山さんがスパイって展開はやめてね...

再調査

月下は父親(昌也)のために情報を探しますが、父親(昌也)からミネルヴァ不動産に部屋を見つけてもらったと突然の電話があります。その物件情報を見た永瀬は紹介された部屋は欠陥住宅の可能性があると疑い、二人で現地に止めにいくことに。お父さん、前も不動産で失敗したのに全然懲りていないのでは・・。

花澤&西岡コンビはその部屋の中で父親(昌也)に契約を急かしますが、間一髪で永瀬達が到着。
永瀬は正直風に吹かれながら、止めに来た理由は「ここが欠陥住宅だからです!」と言い切ってしまいました。それに対して花澤は名誉毀損をチラつかせますが、月下は専門の検査員に部屋を検査してもらう「インスペクション」を打診。西岡は既に済ませたとあしらおうとしますが、月下は再度調査させてほしいと言い返しました。月下さんめっちゃかっこいい。

どうなる永瀬

この騒動に部長は永瀬に「何も見つからなかったらお前のクビじゃ済まないからな」と怒り心頭ですが、後日中立なインスペクターとして検査に来た町村という男はミネルヴァ不動産の西岡が買収済でした。

調査に立ち会っている永瀬は、部屋の中にて床が沈む箇所を発見。そこに町村を連れていきますが、買収されているからかだんまりを決め込む町村。そして、それを見た花澤は「裁判の準備を・・」と勝ち誇ります。

が、永瀬はそこで欠陥を恣意的に見逃すようであれば「あなたのインスペクター人生、今日で終わりですよ?」と町村に伝え、「あなたがやるべきことは欠陥を見つけることでその部屋で住む人の暮らしを守ること」と力説。その言葉に心が動いたのか、町村は「このままここに住んだらフローリングの腐食で床が抜ける可能性がある」と正直に報告。それに怒る西岡に、町村は「誰に何を言われようと、私は私の仕事をするまでです」とかっこよく返答しました。いや、最初からそう言わんかーい。

最後の最後で良心に従ったインスペクター

犯人は・・

町村の裏切りに西岡は必死で言い訳をしますが、花澤は「この度は申し訳ありませんでした」と頭を下げます。そして別のシーンにて社長の鵤聖人に「床が浸水していた件、なぜ事前に話してくださらなかったのですか」と食ってかかったり。あれ、花澤さん根っからの悪ではない・・?

また、父親は月下のおかげで欠陥住宅に住まずに済んだことを感謝する流れで、他の女性と再婚することを打ち明けます。あらら・・・。
母親と父親が一緒に暮らす日が来るのかと期待していた月下は涙目になりながらも「知ってたよ」と嘘をつき、それでも尚「お父さんには幸せになれる部屋に住んで欲しい」と伝達し、不動産で苦い思い出がある自分がこの仕事をしている理由は「住む人に幸せになってほしいから」と言いました。泣ける・・。

そしてラストシーン。社長の許可を得てスパイを調べていた永瀬は、それが桐山であったと報告をしてエンディング。うわー、やっぱり桐山さんなのかぁ。

終わりに

今回もおもしろい。ラストの月下とお父さんの会話に感動したり、スパイが桐山だったという展開に驚いたりと濃密回でした。

ただ、1番気になったのはインスペクター町村さん。
買収された状態から戻ってきたのは救いですが、一瞬見過ごそうとしたことに悪びれるシーンが一切なく、そのなんとも掴みどころの無いキャラクターに笑ってしまいました。