はじめに
NHKで実施している同ドラマを見た初見のネタバレ感想を書いてみます。第十話は「正直不動産、誕生!」がタイトルで前半は以下。
埋蔵文化財包蔵地
永瀬は自身の営業スタイルについて登坂社長に悩みを吐露すると、登坂社長は「営業スタイルで試行錯誤しているようだがお前は何も変わっていない」とメッセージを送ります。いや結構変わってると思うけども。
一方その頃、月下は土器が出没して困り果てた甥の男性がフラフラとしながら車に跳ねられるシーンを目撃。
永瀬も病院に駆けつけますが、男性は
- 死んだ方がマシだった
- 子供と若い嫁を持つためアパートを建てようと思った
と語った上で「あんな家、相続しない方がよかった」とこぼします。せっかちに判子を押すとダメっていうのが伝わりますね。
その現場では発掘作業が続いており、そこに現れた桐山も"埋蔵文化財包蔵地"となっている以上はどうしようもないと分析し、助けを乞う永瀬にも冷たくあしらいます。
鵤 vs 登坂
永瀬と月下はミネルヴァ不動産を訪ね、土器が出ている土地に関する契約解除を求めるますが、鵤社長は違約金として多額のお金を払うように要求。客がぞんざいに扱われていることに怒る月下に対しても、鵤社長は「キミ、今すぐこの世界を辞めなさい。君じゃ生きていけない」と厳しく言い放ちます。
永瀬は負けじと「あなたはご自身の仕事に誇りを持っていますか?」と応戦すると、鵤も「不動産は金を得る道具だ、希望を持つな」と返してバチバチモードの中、カバンを持った登坂社長が登場。
登坂社長は違約金の肩代わりをすると告げる流れで
- 解体業者から土器が大量に発掘されたがミネルヴァに口止めされたと聞いた
- それが本当なら詐欺罪にあたり業務停止となる
と伝えると、鵤は「金はいらん。帰れ」と応じます。大逆転!
後ほど、この口止め情報は桐山が調べたものだと知った永瀬は桐山に礼を伝えると、桐山は「あなたのためにやったわけじゃない。登坂社長には俺も世話になったので」と返した上で、仕事のスタイルで悩んでいる永瀬を桐山なりの言い回しで励まして行きました。桐山がいいヤツすぎる~~。
フィナーレ
そこからは
・マダムは昔、鵤と登坂に同時期にプロポーズされたという過去がある
・花澤は鵤に実績を上げて鵤と対等に話せるようになると宣言
・永瀬に恋心を持つ榎本に対して永瀬はまたもや正直風に吹かれて失礼なこと言って振られる
・月下が営業成績1位に輝く
というエピソードが入った後、永瀬は『家の数だけ人生がある』ということを噛み締めながら、月下に対して自分のことを「正直不動産、永瀬財地」と呼ぶように言いました。良い終わり方!
終わりに
ミネルヴァと登坂の確執はスッキリ解決とまでは行きませんでしたが、とりあえずの落とし所で物語が着地したように思えます。そして、一度嘘がつけるようになったもののまた嘘がつけなくなっている永瀬なので、ぜひシーズン2も期待したいところですね。
改めておもしろいドラマでした。スタッフの方々ぜひ次回作もよろしくお願いします。