はじめに
NHKで実施している同ドラマを見た初見のネタバレ感想を書いてみます。第九話は「決戦!眺めのいい部屋」がタイトルで前回は以下。
月下 vs 花澤
ミネルヴァ不動産は登坂不動産から人員の引き抜き工作をしており、それに登坂社長は「しつこい男だねぇ」と呆れ顔。
すると場面代わり、ミネルヴァ不動産の社長である鵤聖人（役 高橋克典）は社員に「手を緩めるな、もっと登坂を追い込め」と檄を飛ばします。そんなバチバチの関係に、永瀬は『二人ってどんな関係なんだ？』と困惑しました。
そんな登坂不動産にて「息子夫婦と同居するので4LDK＆富士山が見える物件を探してほしい」と老夫婦が相談に来ます。
月下はこの案件にやる気満々で向き合い、候補となる物件をリストアップ。しかし、月下よりも先に老夫婦に連絡をしたのはミネルヴァの花澤でした。
花澤が紹介した物件に老夫婦は喜びますが、月下は近くにタワマンが建つ計画があるので富士山が見えるのはあと数年ということをバラしながら「説明義務違反では？」と花澤にふっかけます。月下さん、正義はそっちにあるとしても営業妨害では...。
花澤は月下の反論に対しても「眺望権が認められることはほぼない」と相手にしませんが、月下は『あの人だけには負けたくない』と敵意を燃やしてここ以上の物件を見つけてみせると夫婦に宣言しました。
鵤聖人の過去
永瀬は偶然にカフェで桐山（役 市原隼人）と会うと、そこでモンブランを材料に以下情報を引き出します。
- 鵤は幼い頃に両親に捨てられ不動産屋の里親に引き取られるも虐待を受けていた
- 地面師であるこの里親は住元不動産を騙した地面師の主犯格だった
- 里親は潜伏先のフィリピンで逮捕されたがその逮捕に協力したのが登坂社長だった
- 里親はそのまま獄中死した
そしてその裏でマダムと飲む鵤から「父親のことは本当は俺が殺す予定だったんです」とカミングアウトをし、それが叶わなくなったので登坂のせいである・・と恨みを語りました。逆恨みがすごい…。
月下の営業
月下は老夫婦が富士山にこだわる理由は二人の出会いのきっかけだったと知り、俄然やる気をあげます。
しかし結局は老夫妻はミネルヴァの物件に決めるので、月下は花澤に不信感を持ちますが、永瀬はその物件が子育てに適していることが原因であると見抜きました。
それを聞いた月下は飲みの席にて花澤に謝りますが、花澤は「謝って許されると思う？」と客前での妨害に怒り、月下の息子夫婦のことまで考えていたとは...という釈明にも「それくらい営業なら当然でしょ」と返します。
そこから酔っ払った花澤は
- 過去に建築の現場監督をしていたが女性が故になめられて仕事がうまくいかなかった
- そんな時に鵤社長に救ってもらった
- 鵤社長が裏で汚いことをしていることは気づいているが恩人であることに変わりはない
と過去をカミングアウトして去っていきます。ショートカットにしていた理由が男性に舐められないためという設定はなるほどなぁ。
月下は永瀬に自分の非力さを嘆きますが、永瀬は「（花澤と月下では）覚悟が違いすぎる」と差は認めた上で「比べる必要もない、月下には月下のやり方がある。月下は必ずいい営業になる」と声をかけ、月下は嬉し泣きをしました。
終わりに
花澤さん、ところどころ「悪人か？」と感じる場面がありましたがやっぱり根は良い人でしたね。良かった良かった。
そして榎本と永瀬の恋模様であったり、登坂vs鵤の対決姿勢も明らかになってきてこれまた気になる展開。
次回がいよいよ最終回、どういうところに着地するのかが楽しみです。
