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【呪術廻戦/2期】3話のネタバレ感想 : 泣けるシーンの直後にハッとさせる構成がすごい

はじめに

「懐玉・玉折編」から始まる呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)2期を初見で見ながら、思ったことをネタバレありで書いています。
尚、青文字は話の中で印象に残ったセリフやシーン、赤文字は私の印象に残った感想です。

前回の感想は以下で黒井が捕らえられてしまいました。

今回のタイトルは「懐玉-参-」です。

沖縄

黒井を人質に取られてしまったことに天内は「まだお別れも言っていないのに」と悲しみながら奪還に同行するというので、五条はそのリスクについても冷静に説明。それに対して天内も真剣に頷きます。

が、ここで「護衛二日目 沖縄」というテロップが入ってリゾートムードに。なんと、捕えられた黒井は沖縄に連れてこられるも五条一行は描写もあまりないままあっさり黒井を救出していました。2話のラストの誇大広告感がすごい。

場面変わり、沖縄の空港に張っているのは高専1年の七海建人と灰原雄。「どう考えても1年に務まる任務じゃない」という愚痴付きでまさかのナナミンキター。

そして沖縄組ですが、五条の判断で天内の賞金期限が切れるのを待って高専入り。夏油は五条がずっと神経を張って護衛をしていたことを見抜いていたので「悟、本当にお疲れ様」と語りかけると「二度とごめんだ、ガキのお守りは」と憎まれ口。五条は術式を解いて一息つきますが、ここに伏黒甚爾が背後から登場して腹部を貫かれます。ヒョエ〜〜!

五条 vs 甚爾

五条は伏黒甚爾を見て苦しそうに「あんた、どこかであったか?」と問うと「気にすんな。俺も苦手だ、男の名前を覚えるのは」と返答。回想シーンにて子供の頃の五条悟を見に行った場面が挟まります。

五条は刀で刺されるも内臓は守ったようで「ニットのセーターに安全ピン通したみたいなもんだよ」と五条節で強がり。合わせて高専の結界の中でも伏黒が立ち回れる理由は”呪力を全く持っていない”体と五条は見抜きます。なるほど、禪院真希さんパターンですね。

伏黒は特級呪具の天逆鉾(あまのさかほこ)を使い、五条を攻撃。天逆鉾は術式の強制解除の効力があり、血まみれで横たわる五条に対して「少し勘が戻ったかな」と伏黒は呟きました。五条さーん!

伏黒甚爾「懸賞金の時間制限が無ければ、お前は最後まで術式とかなかったと思うぜ」

またもや衝撃のラスト

伏黒と五条の戦闘を受け、夏油と天内達は天元の元へ急ぎます。そして黒井と天内が別れる際、「黒井、大好きだよ」「私も大好きです」と涙ながらに抱き合います。切ない...。

いよいよ同化を前に、夏油は天元の近くまで行った上で天内に引き返すかどうかを確認します。その言葉が予想外だったのか天内は「えっ?」と反応すると、夏油は「担任からこの任務の話を聞かされた時、あの人は同化を抹消と言った。あれはそれだけ罪の意識を持てということだ」と話した上で「君と会う前に悟との話し合いは済んでいる」と続けます。ここで回想となり「拒んだ時は?」「そん時は同化はない」「天元様と戦うことになるかもしれないよ?」「ふん、びびってんの?」という二人の掛け合いシーン。担任の一言の意味をちゃんと考える夏油が最高。

回想が終わり、「私達は最強なんだ。リコちゃんがどんな選択をしようと君の未来は私たちが保証する」と夏油が語りかけると「もっとみんなと一緒にいたい。もっとみんなと色んなところに行って、色んなものをみて、もっと...」と天内。それを夏油は「帰ろう、リコちゃん」と優しく遮るといきなりの銃声。

伏黒が天内を撃ち抜いており、「はい、お疲れ。解散解散」と余裕綽々。それに夏油が「なんでお前がここにいる?」と驚くと、伏黒は「五条悟は俺が殺した」と回答。それに夏油は怒りで震えながら「そうか。死ね」と吐き捨てたシーンでエンディング。感情のジェットコースターすぎる!

終わりに

前回に続きどんでん返しのラスト。物語の構成上五条は結局は生きていますが、天内さんはここで退場してもおかしくないのでドキドキハラハラ。黒井さんとの涙でのお別れや、やっぱり生きたいと感情を露わにするシーンで泣けたところに最後の銃撃。一気に涙が引くそんな演出に、改めて「呪術廻戦おもしろい」と引き込まれました。すごい作品やで...。