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【呪術廻戦/2期】5話のネタバレ感想 : 夏油の葛藤も分からないではない

はじめに

「懐玉・玉折編」から始まる呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)2期を初見で見ながら、思ったことをネタバレありで書いています。
尚、青文字は話の中で印象に残ったセリフやシーン、赤文字は私の印象に残った感想です。

前回は以下で伏黒甚爾を倒しました。

今回のタイトルは「玉折」です。

呪霊が生まれない世界

伏黒甚爾を倒してから「1年後」というテロップの後、夏油の語りにて「悟は最強になった」と評し、五条は単独で任務につくことに。その結果として夏油は一人で行動することが増えますが、脳裏には盤星教の信者が笑顔で天内の死体を前に拍手をしていたシーンがよぎることが増えます。

夏油は術師としての仕事をしていく中で「誰のために?」と自問自答をしつつ、それでも自分に対して『呪術師としての責任を果たせ』と言い聞かせます。が、疲れたシーンの中で盤星教信者の思い出しながら「猿め」とポロリ。

そんな中、特級術師の女性である九十九由基が「どんな女がタイプかな?」という台詞と共に夏油の前に登場。以下の回で東堂の回想で出ていた女性、そんなすごい人だったのか。

九十九は高専との方針が合っていないことを明かしながら「呪霊を狩るんじゃなくて呪霊が生まれない世界を作るべき」という持論を展開。呪霊は非呪術師から漏れた呪力から生まれるため"①全人類から呪力をなくす②全人類に呪力のコントロールを可能にさせる"という方法があると語ると、夏油は「じゃあ非呪術師を皆殺しにすれば良いじゃないですか」と質問。すると九十九は「それはありだ」と乗っかった上で自分はそこまでイカれていないとコメント。夏油は自分が言った言葉の中に本音があるかどうかも分からないと悩みますが、九十九は「どちらを本音にするかは君がこれから選択するんだよ」と伝えました。柔軟でいいキャラクターだ。

そして現代へ

とある日、夏油は自分を慕ってくれていた高専の後輩(灰原)が任務で亡くなってしまいます。その中で『なぜ術師は非術師のために命をかけて呪いを祓い続けるのか』という問いが再燃。続くシーンにて夏油は任務に赴いた村の住民を皆殺しにする事件を起こしてしまいます。呪術廻戦0でも出てきた夏油のチームにいる少女二人が監禁されていた件ですね。そこから夏油は自分の両親をも殺害し、その話を聞いた夜蛾や五条は混乱します。

場面が変わり、硝子は新宿にいますがそこに夏油は爽やかに声をかけてきます。そこから以下のやりとり。

硝子「犯罪者じゃん。一応聞くけど冤罪だったりする?」
夏油「ないね。残念ながら」
硝子「重ねて一応。なんで?」
夏油「術師だけの世界を作るんだ」

この硝子の普段と変わらない感じも良い。

硝子から連絡をもらった五条は夏油の元に駆けつけますが、夏油は同じ話をした上で「生き方は決めた。あとは自分にできることを精一杯あやるだけさ」と去っていきます。そして五条は攻撃態勢を見せますが、それはできませんでした。切ない...

闇堕ち夏油

五条は伏黒甚爾から言われた通り伏黒恵を迎えにいき、自分に付いてくるか禪院家に行くかという選択肢を示した上で「君はどうしたい?」と問います。伏黒は「津美紀はどうなる?そこ(禪院家)に行けば幸せになれるのか?」と逆質問をする伏黒に、五条は「ない。100%ない」と伝え、「あとは任せなさい」とニッコリ。五条は伏黒の面倒を見ることになりますが、「強くなってよ。僕に置いてかれないくらい」とコメント。、

ここで11年後の現在編に戻り、虎杖伏黒釘崎がわちゃわちゃしている中で、その頼もしさに五条はニヤリ。それに伏黒が「何笑ってるんすか」と質問をすると、五条が「別に」と笑顔で返してエンディング。ついに現代に!

終わりに

今回の話の中では夏油は盤星教を力づくで乗っ取る描写もあり、だからシーズン1で登場した時に袈裟を着ていたんですね。色々と繋がることが多く、大変おもしろかったです。

ここから五条の封印を目的とした渋谷事変というストーリに繋がる模様ですが、こちらもまた楽しみ。過去を分かった上でもう一度第一話から見直したくなりますね...。