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【劇場版】呪術廻戦0/完結編のネタバレ感想 : 夏油の生い立ちが気になり里香の言葉に泣いた

はじめに

映画「呪術廻戦 0」を初見で見ながら、思ったことをネタバレありで書いています。
尚、青文字は話の中で印象に残ったセリフやシーン、赤文字は私の印象に残った感想です。

前回は以下で百鬼夜行の裏で乙骨vs夏油が繰り広げられています。

夏油と乙骨の激突

夏油は乙骨を眺めながら「生まれて初めての激情、呪力が体に満ち満ちているね。」と言い、「人は食物連鎖の頂点に立ち、更に高位の存在を夢想し”神”と呼んだ。おかしいと思わないか?夢想せずとも我々呪術師がいるというのに」と続けると、乙骨は「神になりたいなんて子供じみたことを言うなよ」と反論。

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乙骨を殺そうとする夏油

しかし夏油は語りを止めず、「私が望むのは選民だよ。数が多いというだけで強者が弱者に埋もれ虐げられることもある。そういう猿共の厚顔ぶりが吐き気を催す程不快だと私は言ってるんだ」と持論を展開すると、乙骨は「高専以外の呪術師のことなんか知らないし、お前が正しいかどうかなんて僕には分かんない。でも・・僕が、皆の友達でいるために・・僕が僕を生きていいって思えるように・・お前は殺さなきゃいけないんだ!」と叫びます。名シーン!

夏油はその発言を聞いて「こちらも全霊をもって君を殺す」と言いながら、特級仮想怨霊「化身玉藻前」と呪霊操術極ノ番「うずまき」を召喚します。この化身玉藻前は平安時代の太った貴族のような格好をしていてなんだか滑稽...

すると乙骨は里香に対して、「里香、いつも守ってくれてありがとう。僕を好きになってくれてありがとう」と今までの感謝を伝え、自分の心も体も全部捨てる覚悟で力を貸して欲しいと語り、「一緒に逝こう?」と里香の呪霊に口づけをします。僕を好きになってくれてありがとうは泣けるなぁ・・・。

上のやり取りが呪力の制限解除になっているようで、夏油は「そうくるか、女たらしめ」と毒づくと「失礼だな、純愛だよ」と爽やかに返す乙骨。それに夏油は「ならばこちらは大義だ」と言い、両者の攻撃がぶつかりました。

五条と夏油

乙骨の攻撃に破れた夏油は「里香さえあれば、せこせこ呪いを集める必要もない・・次だ、次こそ手に入れる」と足を引きずりながら逃げ帰ろうとすると、目の前には五条がいます。

夏油は「家族達は無事かい?」と問い、それに「揃いも揃って逃げ果せたよ、お前の指示だろ?」と返すと「まぁね、君と違って私は優しいんだ」と夏油は言います。ちなみに回想シーンとして過去の五条が「弱い奴らに気を遣うのは疲れる」と言うと「弱者生存が社会のあるべき姿」と反論していました。夏油にもなにかあったんだろうなぁ...

そして夏油は五条が乙骨の起爆剤としてパンダと狗巻を送り込んだと指摘すると、五条はそれに同意した上で「お前の様な主義の人間は若い術師を理由もなく殺さない」と返しました。

夏油はそれに笑い、以下の商店街の回で拾った乙骨の学生証を五条に”渡しといて”と返すと

その件にまで噛んでいた夏油に呆れながら、「何か言い残すことはあるか」と質問。

それに対して夏油は「誰が何と言おうと非術師は嫌いだ。でも、別に高専の連中まで憎かったわけじゃない。ただ、この世界では私は心の底から笑えなかった」と意味深な発言をし、それに五条が「XXXX」と無音のまま言葉をかけると夏油は「最期くらい呪いの言葉を吐けよ」と言って画面が明転しました。ただ、アニメ一期で出てきたのでここで死ぬも生き返ったってことなんですかね?

里香の解放

目を覚ました乙骨は、真希/狗巻/パンダが見ている前で里香の元に近づき約束通り命を投げ出そうとしますが、里香が突然人間の姿になります。それを横目に五条が登場し、「おめでとう、解呪達成だね」と拍手。

そして五条は乙骨の家系が菅原道真の子孫(日本三大怨霊の一人)であることを伝えながら「里香が君に呪いをかけたんじゃない、君が里香に呪いをかけたんだ」と言えば、乙骨は『そうだ、僕はあの時里香ちゃんの死を拒んだ』と交通事故の場面で思い出します。

乙骨は「全部僕のせいじゃないか。里香ちゃんをあんな姿にして、たくさんの人を傷つけて」と涙を流しますが、里香は「憂太、ありがとう。里香はこの6年が生きてる時より幸せだったよ」と優しい笑顔で伝え、「あんまり早くこっちにきちゃダメだよ?」言って消えていきました。ここで号泣...

五条はここで乙骨に学生証を渡し、それに乙骨は「先生が拾ってくれたんだ!」と反応すると「いや、僕の親友だよ。たった一人のね」と返して映画は終了。エンディングにはKing Gnuの「逆夢」 が流れました。

逆夢

逆夢

  • King Gnu
  • オルタナティブ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

ちなみにエンドロールの最後に乙骨が異国でミゲルと話をしていると、五条が声をかける短いシーンも。

終わりに

おもしろかった!
里香ではなく乙骨側が呪ったというストーリーにはなるほど納得で、乙骨側が特別な家系だったということで全てが丸く収まるストーリーでした。

あとは夏油のバックグラウンドですが、どう見ても根っからの極悪人・・というわけではなさそうなのが分かる場面が多々あり、ここが深堀りされる展開が今から楽しみ。そして、アニメ一期では額に継ぎ接ぎがあったので、これが生き返った時についたものなのか・・?などが気になります。

映画全体を通して、迫力あるアニメーションと綺麗なストーリー、そして粋な掛け合いに感激しっぱなしでした。大満足です。