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【エヴァンゲリオン】新劇場版序 前編上を見た感想 : テクニカルな用語が飛び交う様がリアルで良い

はじめに

”ヱヴァンゲリヲン新劇場:序”を初見で見た感想をネタバレありで書いています。
尚、青文字は話の中で印象に残ったセリフやシーン、赤文字は私の印象に残った感想です。

以下はあらすじ。

未曾有の大災害“セカンドインパクト”の爪痕を残した地球――第3新東京市を目ざして“第4使徒”が襲来し、人類の命運は特務機関ネルフに委ねられた。14歳の少年・碇シンジは、連れられたネルフ本部でエヴァンゲリオン初号機に乗り使徒と戦うことを強要される。言われるがまま初号機に乗りこんだシンジは使徒を撃退。エヴァ零号機のパイロット・綾波レイとともに、使徒迎撃の任につくが、やがて襲来した第6使徒は初号機に大損害をあたえる。葛城ミサトは、日本全土の電力を一カ所に集め初号機の陽電子砲で使徒を撃滅する“ヤシマ作戦”を立案。果たして人類の運命は?

君たちは勝てるのかね?

女性(葛城ミサト)は車を運転しながら「よりによってこんな時に現れるなんて参ったわね」と呟き、その女性の写真を片手に待ち合わせをしようとする少年(碇シンジ)が電話がつながらずに困っているシーンから始まります。

すると爆風が起こり、仮面をつけたような宇宙人(使徒)と戦闘機が激戦中。足元に戦闘機が墜落して慌てているシンジの前にミサトは「ごめん、お待たせ」と颯爽と車で到着。シンジを助手席に乗せます。

ここでシーンが建物の中に変わり、ヘリや戦車で攻撃をしかけるも歯が立たない様子を見ているおじいさん(冬月コウゾウ)が「やはりATフィールドか。」と言えば、メガネおじさん(碇ゲンドウ)は「あぁ。使徒に対し通常兵器では役に立たんよ」と返します。

軍人はN2地雷と呼ばれる兵器で使徒を爆破し、「残念ながら君たちの出番は無かったようだな」とゲンドウ達を見て嬉しそうに言います。
が、映像が回復するとそこには使徒が爆炎の中で立っていました。

冬月とゲンドウはそれに驚きもせず、「単独で完結している準完全生物」「生命の実を食べた者たちか」「あぁ。知恵の実を食べた我々を滅ぼすための存在だ」と言い合います。

軍人達は諦め、「今から本作戦の指揮権は君に映った。」とゲンドウに伝え、「君なら勝てるのかね?」と質問。
ゲンドウはメガネをクイッとあげながら「そのためのネルフです」と返します。かっこいい!

僕が乗ります

シンジとミサトはネルフ本部に到着するも迷子状態。
金髪美女(赤木リツコ)は「呆れた。また遅刻とはね。」と呟き、結局はミサトを迎えに来て「人手もなければ時間もないのよ」と愚痴ります。

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水着姿のリツコ
リツコとミサトはプールのようなところにシンジを案内し、プールから頭がはみ出た紫色のロボットのようなものを見せながらミサトは「人が作り出した究極の汎用型決戦兵器、人造人間エヴァンゲリオン。我々人類、最後の切り札よ。」とシンジに言います。

ここでゲンドウが登場し、シンジに「久しぶりだな」と言えば、リツコは「あなたが(エヴァに)乗るのよ」とシンジに囁きます。

するとシンジは「嫌だよそんなの。父さんは僕がいらないんじゃなかったの。」と感情的に叫びますが、ゲンドウは「必要だから呼んだまでだ。」と低いトーンで返します。ぐずるシンジにゲンドウは「乗るなら早くしろ、でなければ帰れ」と一喝。

ミサトは「ダメよ逃げちゃ」とシンジを諭しますが、シンジは「できるわけないよ!」と嫌がります。そりゃそうや...

するとゲンドウは「レイ、予備が使えなくなった。もう一度だ。」と少女に伝達。リツコは「初号機のコアユニットをL00タイプに切り替えて再起動。」と司令を出します。

シンジは『やっぱり僕はいらない人間なんだ...』と心の中で言いますが、ここでボロボロの身体の髪の毛水色少女(綾波レイ)が登場。
その様を見たシンジは「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ」と呟き、「やります。僕が乗ります!」と宣言。

エヴァVS使徒

ここからは初号機とシンジが接続作業に入り、「シンクロ率41.3%。ハーモニクス全て正常値、暴走ありません」と技術チームがデータを読み上げます。それを聞いたリツコは「行けるわ」と言い、ミサトは「発進準備!」と叫びます。このあたりが技術者集団という感じでかっこいい...

ミサトは最終確認をゲンドウに取ると、「もちろんだ。使徒を倒さぬ限り我々に未来はない」と返して紫色のエヴァンゲリオンが地上に射出されます。

シンジがエヴァンゲリオンの操縦に戸惑っていると、使徒に左腕をへし折られてからは滅多打ちに。技術チームは「信号拒絶、受信しません」と危機を伝えると、ミサトは「作戦中止。パイロット保護を最優先。」と言うも管制からは「制御不能」と返されて立ち尽くします。

するとエヴァンゲリオンが雄叫びを上げ、暴走状態に。リツコ達は慌てますが、冬月達は「勝ったな」と勝利を確信。使徒はATフィールドを張るも、初号機もATフィールドを張って侵食&使徒を蹴り飛ばしてタコ殴り。最後に使徒は自爆のようにエヴァを取り込んで爆発しますが、エヴァは爆炎の中で歩いています。

ここで回想シーンが入り、女性が「名前決めてくれた?」と問うと、ゲンドウは「男だったらシンジ。女だったらレイと名付ける。」と返します。

終わりに

冬月とゲンドウは何かを知っている感じですが、ミサトは使徒を「謎の生命体」としか認識していない。上層部にしか知らない作戦がある雰囲気が、FFVIIと似ていますね。

そして、一番痺れたのはシンジがエヴァに乗り込むと決めてからの技術チームの会話。エンジニアがトラブル対応をしているような迫力があり、見ていてなんとも言えない興奮がありました。後続シーンも楽しみです。