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【エヴァンゲリオン】新劇場版破 後編上を見た感想 : まさかアスカに泣かされるとは

はじめに

”ヱヴァンゲリヲン新劇場:破”を初見で見た感想をネタバレありで書いています。
尚、青文字は話の中で印象に残ったセリフやシーン、赤文字は私の印象に残った感想です。

前回は以下。レイはゲンドウとシンジの食事会を画策します。

エヴァ3号機が日本に来る

エヴァ4号機と第二支部が消滅したというニュースにネルフ本部はてんやわんや。冬月は「実験機なので何が起こってもおかしくない」とゲンドウに説明し、加持リョウジも一人で「本当に事故なのか?」と呟きます。

そしてケンスケはシンジに「起動実験込みで米国から押し付けられたエヴァ3号機が日本に来ること」を話し、「誰が乗るのかな、俺にしてくれないかな」と楽しみにします。

また場面代わり、ゼーレは「エヴァンゲリオン5号機が失われ、4号機も失われた。」といい、ケンスケの言う通りで3号機が日本に差し出されたことを伝えます。一方でゲンドウは「試験前の機体は信頼に足りません。零号機修復の追加補正予算を承認いただければ...」と返すも「必要はあるまい」とゼーレは取り合わず、「新のエヴァンゲリオンの誕生とリリスの復活を持って契約の時となる。」と言えば、ゲンドウは「分かっています。全てはゼーレのシナリオ通りに。」と言うとモノリスがファーンと消えます。
ゲンドウと冬月は「その完成までの露払いが初号機を含む現機体の務めというわけだ。」「それがあのマークシックスか。偽りの神ではなく、ついに本物の神を作ろうというわけか。」「あぁ。初号機の覚醒を急がねばならん」と訳のわからない会話をします。

名乗り出たアスカ

エヴァを保有できる数に制限がある国際条約の都合で二号機が凍結されることに、アスカは「私の世界で唯一の居場所なのに」と施設の中で沈んでいく二号機を見ながら呟きます。
そんな帰り道、アスカはレイと遭遇。レイの手には料理の失敗か絆創膏が巻かれていることに気づき、シンジをどう思うのかとレイに問います。するとレイは「分からない。でも碇くんと居るとポカポカする」と回答。

場面代わり、ミサトは加持リョウジと飲みながら「人類補完計画、ネルフは裏で何をしようとしているの?」と質問するも加持は知らないと言います。そんな会話をしていると、赤城リツコから三号機のテストパイロット人選の催促があります。

が、そのテストはレイが企画している食事会の日と重なっており、それに気づいたアスカは自分が名乗り出ました。

そんな事情を知ったレイはリツコに「二番目の子に伝えたいことが」と言い、アスカに留守電のメッセージ。
それをミサトが運転する車の助手席でアスカは聞くと、長い無言の後に「ありがとう」とレイの一言。

アスカはそっぽを向き、「ばっかじゃないの、私がエヴァに乗りたいだけなのに」と吐き捨て、少しすると「三号機、私が気に入ったら赤く塗り替えてよね」とミサトに呟き、ミサトはアスカを優しい目で見つめます。ここが泣ける。

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レイの電話を受けるアスカ

パターン青

試験の直前、アスカはミサトと交信をします。改めてミサトが感謝を伝えると、アスカは「礼はいいわ、愚民を助けるのはエリートの義務ってだけよ。」と言い、続けて「もともと一人が好き。でも他人といるのもいいなと思うことはあったんだ。」と心情を吐露。それにミサトが理解を示すと、「なんだか楽になったわ、誰かと話すって心地良いのね。知らなかった」とアスカ。ミサトは「この世界はあなたの知らないおもしろいことで満ち満ちているわよ、楽しみなさい」とエールを送って電話を切った後、アスカは「そっか、私笑えるんだ」と一人で呟きました。

ここで起動実験を始めると、笑い声が聞こえてアスカの精神状態が汚染されていき早速実験中止。侵食タイプの使徒の出現が疑われ、食事会に向かっていたゲンドウが乗った車も急ブレーキでトンボ返りをします。 

ゲンドウがいないからか「被害状況は?戦自が介入するまでに全て処理せよ」と冬月が指示を飛ばしていると、ここでゲンドウが「総員、第一種戦闘配置」と言いながらせり上がって来て合流。冷静沈着なゲンドウがかっこいい...

監視チームから「パターン青」と報告があると、ゲンドウは「エヴァンゲリオン三号機は現時刻を持って破棄。監視対象物を第九使徒と識別する」と宣言します。

ここでシンジに出撃命令が出ますが、そこにアスカが乗っていると知っているシンジは「人殺しなんてできない」と抵抗。
するとゲンドウは「今のパイロットよりは役に立つ」とダミーシステムに切り替えるよう指示、エヴァが自動的に攻撃を始め、「今日の日はさようなら」がBGMでかかるなかで最後にはアスカが入ったエントリープラグを噛み砕きました。えぐい~~~...

今日の日はさようなら

今日の日はさようなら

  • ことのみ児童合唱団 & 高瀬“makoring”麻里子
  • チルドレン・ミュージック
  • ¥255
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シンジの鬼キレ

ミサトは目を覚ますと、三号機が使徒として初号機に処理されたことを告げられます。

ここで場面が代わり、シンジがエヴァ初号機に籠城。メンバーは説得を試みますが、シンジは「そんなこと言って、これ以上僕を怒らせないでよ。」と言い、自分には本部を破壊することもできると告げます。

シンジはゲンドウが「自分にアスカを殺させようとしたこと」に怒りながら本部に足蹴りをします。するとゲンドウは「子供の駄々に付き合っている暇はない」とLCC濃度を上げる指示を出し、シンジは「ちくしょう」と言いながら意識を失います。

終わりに

いやー、衝撃的な展開。意気揚々としていたアスカが次のシーンで使徒の侵食を受ける展開には驚きました。
そしてレイやシンジを思って自ら名乗り出るシーンにはグッとくるものがあったり。アスカもいいキャラだなぁ...

今回も「初号機の覚醒」という意味が分からない用語がゲンドウ達の口から出ましたが、このあたりの展開とアスカがちゃんと生きているかが気になるところ。

「破」も残すところあと30分ですが、引き続き楽しみです。