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【エヴァンゲリオン】新劇場版序 前編下を見た感想 : 要塞が出入りするアニメーションに大興奮

はじめに

”ヱヴァンゲリヲン新劇場:序”を初見で見た感想をネタバレありで書いています。
尚、青文字は話の中で印象に残ったセリフやシーン、赤文字は私の印象に残った感想です。

前回は以下。シンジはエヴァに乗り込むも、暴走してしまいした。

あなたが守った街

シンジは目を覚ますと病室にいて、「知らない天井だ」と呟きます。

ここで「第四の使徒襲来とその殲滅。エヴァ初号機の初起動。概ね既定通りだな。」とゲンドウを含む謎のモノリスがやり取りするシーンと、ミサト達が「結果原因不明ね。兵器としての信頼性、ちと厳しすぎるわね。」とエヴァ暴走の詳細が追えないことを嘆く対比的なシーンが挟まります。

またモノリスの場面となり、「使徒殲滅はリリスとの契約のごく一部に過ぎん。人類補完計画。その遂行こそが我々の究極の願い。」と誰かが言えば、ゲンドウは「分かっています。全てはゼーレのシナリオ通りに。」と低いトーンで返します。どういうこっちゃ!

ミサトはシンジを自宅で引き取ることにし、帰りに山の上に寄ります。
通り様に市民が戦地となったこのエリアを愚痴っていた様を聞いたからか、シンジは「なんだか寂しい街ですね...」と呟きますが、ビルがにょきーっと生えてきてシンジは驚きます。その様子を見ながら、ミサトは「これが使徒専用迎撃要塞都市、第3新東京市、私達の街よ。そして、あなたが守った街。」と微笑みます。感動シーン...

再度の使徒出現

翌日、関西弁の少年(トウジ)とメガネの少年(ケンスケ)に「エヴァに乗っていた」という事実で絡まれ、戦闘で妹が怪我をしたというトウジに殴られます。シンジは「どこが人に褒められることなんだろう...」と昨日ミサトに奮闘を褒められたことを思い出しながら憤ります。

シンジはクラスでも孤立し、屋上で寝転がっていると、同じくクラスメイトの綾波レイが登場し「非常招集、先行くから。」と伝えます。赤い飛行機のような使徒が出現しました。

リツコは「分析パターン、青。間違いなく第五の使徒ね。」と言えば、ミサトは「総員、第一種戦闘配置。」と宣言。街が戦闘態勢に様変わりしていくここのアニメーションが最高に熱い。

シンジの作戦無視

使徒に対して兵器で攻撃する様を「税金の無駄使いね。」とリツコが言えば、ミサトは「この世には弾を消費しておかないと困る人もいるのよ。」とロジカルに同意します。ここで電話を受けたメンバーが「日本政府からエヴァンゲリオンの出動要請が来ています」と報告すると、ミサトは「うるさいやつらね、言われなくても出撃させるわよ。」と吐き捨てエヴァを発射。

避難先からトウジとケンスケは抜け出し、シンジが乗ったエヴァと使徒の戦闘を見に行きます。敵の攻撃に倒れ込むエヴァを見て、ケンスケとトウジは「あっちゃ~、やっぱ殴られたのが効いているのかな?」「う、うるさいわ!」と掛け合うほっこりシーン。

するとふっ飛ばされたエヴァは二人の近くに。シンジはトウジ達を回収し、必死の形相で使徒と格闘。シンジは「逃げちゃダメだ...」と呟きながらミサトからの退却命令を無視して使徒に突っ込んでいき、活動限界ギリギリのタイミングで使徒をナイフで突き倒しました。

運命を仕組まれた子どもたち?

ミサトは命令を無視したシンジを叱りつけますが、それに自暴気味に返事をするシンジ。ミサトは胸ぐらを掴んで怒るも死んだ目をするシンジにハッとして先に帰えるよう伝え、一人になると自分を叩いて反省します。

ミサトは家に帰るもシンジがいない様を見て「帰らないつもりね。あのバカ。」と呟き、当のシンジは山の上から街を見下ろしています。

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黄昏るシンジ

が、いきなり「いいですよ、もう。ミサトさんのところに連れてってください!」とシンジが叫ぶと、重要人としてつけられていたのかSPのような集団が照明を焚いてシンジを連れ帰ります。

ミサトと再開し、「歩き回って気が済んだ?」とシンジに問うも、シンジは「別に。どうでもよくなりました。どうせ僕はエヴァに乗るしかないんですよね。いいですよ、乗りますよ。」といじけます。ミサトはその姿勢に対して感情的になりながら「エヴァのパイロットを続けるかどうか、あなた自身が決めなさい。嫌ならここを出ていってもいい。全てあなたの自由よ。好きにすればいいわ。」と突き放します。

ここでシーン変わって、冬月は「結局、お前の息子は予定通りの行動を取ったな。」と言えばゲンドウは「次はもう少しレイに接近させる。計画に変更はない。」と返し、冬月は「14年前からのシナリオ、運命を仕組まれた子どもたちか、過酷すぎるな。」と呟いて画面は暗転。スクリーンには"EVANGELION:1.11 You are (not) alone."とクレジットが出ます。

終わりに

画面上で要塞都市が展開される様がかっこよすぎてこれは痺れる。これは大画面で見るともっと迫力満点だろうな...

シンジは自暴自棄モードになりミサトに愛想を尽かされていますが、ぜひいきいきとエヴァに乗り込むやりがいを見つけれるといいな~と思います。そして、冬月とゲンドウの会話がいよいよ意味が分からない。

謎は多いですが、後半も楽しみです。