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【映画サマーウォーズ】後半を見た感想 : アカウントを取り返すアニメーションが迫力満点

はじめに

映画『サマーウォーズ』(SUMMER WARS)を見たことがなかったので話のネタに見てみました。

前回は以下でそこからの続き。

以下はネタバレアリの感想です。

キングカズマvsLOVEマシーン

夏希はおばあちゃんの死に涙を流し、健二は夏希を慰めるべく手を握ります。ここがだんだんと画面が横にスライドしていく演出で良い。

皆はOZの不具合は命に関わることに驚き、健二達は「止めないと」と息巻きますが女性陣はおばあちゃんが亡くなった状況で「なんで他所の家の心配しないといけないのよ」と非協力的。

男性陣はリベンジを「合戦」と捉えて準備を始め、大学に納品するような(200テラFLOPS)のマシンや軍事用途のレーダーやマシンを冷やす氷などを調達します。((スパコン「京」は10ペタ(10000テラ)フロップス))

そしてキングカズマが「果たし状」を出してLOVEマシーンを挑発し、それに乗ってきたAIと一騎打ち。
真田家の親族ということで上田合戦になぞらえてAIを閉じ込めて攻撃しますが、氷をおばあちゃんの部屋に移動させた男性のせいでコンピュータは熱暴走、AIに反撃されてしまいました。

ちなみに同男性は亡くなった祖母に「涼しいかい?ばあちゃん...」と呟く心優しい人なのに戦犯としてボロクソに言われていてなんとも悲しい...

夏希&侘助VSLOVEマシーン

ここでOZの世界にカウントダウンが始まり、AIが衛星を健二達が居る村に落とすためにGPSを乗っ取ってしまいました。
いよいよ女性陣も「何が起こっているの?」と興味を示してきて、一致団結。

しかしキングカズマは敵のAIに食われてしまい、佳主馬は「おばあちゃんごめん、母さんを、妹を、守れなかった」と涙を流します。親族はその涙につられて泣きながら悲しみ、いよいよ皆は諦めムード。良い家族なんだよなぁ...

しかし健二だけは「数学と同じで諦めたら解けない」と皆に奮起を促し、夏希は侘助がキーパーソンと聞いて連絡、おばあちゃんが死んだことを伝えて「戻ってきてお別れを言って」と涙ながらに訴えかけました。
そして、おばあちゃんの遺言が書いてあった手紙には「侘助が帰ってきたら畑の果物を思いっきり食べさせてやってください」と養子ということで除け者にされていた侘助を気遣っていたことが明かされます。

電話を受けた侘助が帰ってくると、女性陣は「(亡くなったおばあちゃんに)挨拶してらっしゃい。そしたらみんなでご飯を食べましょう!」とおばあちゃんの遺言を実践。食事の後に侘助は「やつを解体する」と取り組み、それと平行して夏希はOZの世界でAIに花札で戦い、「みんなのアカウント預かったわよ!」と家族のアカウントをチップにします。

奪ったアカウントを大量に身体に纏ったAIに対して夏希は花札で連戦連勝、アカウントを取り返してどんどん敵の体を小さくしていきますが、敵に逆転されて掛け金不足、万事休す。ちなみにここのアカウントを奪うアニメーションがイケてる。

健二&夏希VSLOVEマシーン

するとドイツの男の子が「僕のアカウント使ってください」とチャットで参戦。同じように世界中の人達が夏希にアカウントを託してきて1億アカウントが新たな掛け金となります。感動的なシーンですが周りがアカウントを託してくる理由を「きっとナツキが美人のおかげだ」と分析する親族のおじさんに笑いました。

最後の勝負に夏希は勝利して大量のアカウントを取り戻しますが、落下してきた衛星は何故か止まらず。
皆は家から避難しようとしますが、健二は「まだ負けてない」と叫んでパスワードとなる暗号を必死の形相で解き、最後は紙に計算を書く手間を惜しんで暗算でパスワードを算出。そしてキーボードを「よろしくお願いしまーす!」と叩いて入力!ここは名シーンの模様。

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健二「よろしくお願いしまああああああす」

結果、衛星の直撃を避けて死亡者はゼロ。亡くなったおばあちゃんに「ハッピーバースデー」と歌って葬式をしていると、遺影のおばあさんはいつの間にかニッコリしていました。ハッピーエンド!

終わりに

話として幼い気がしましたが、アカウントを取り返す際のアニメーションなど大人が見てもそこそこ楽しめると思います。
最後は夏希と健二はラブラブなシーンもありますが、二人の内面があまり描かれていないのでそこまで感情移入できず。

僕らの夏の夢

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というわけでストーリーや大家族の設定にはピンとこない面もありつつ、流れる音楽や映像は抜群。特に電脳空間で繰り広げられるアバターのやり取りが新鮮でおもしろかった。ボケーッと見るにはオススメです。