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【愛の不時着】3話の感想ネタバレ(後半):ジョンヒョクが率いる5中隊の部下4人がいい味を出している

はじめに

『愛の不時着』(あいのふじちゃく、韓国語原題: 사랑의 불시착 , 英: Crash Landing on You)を見た感想をあらすじネタバレ有りで記載しました。

前回は以下。

尚、青字が話の中で印象に残った箇所で、赤字が印象に残った私の感想です。

セリの優しさ

ジョンヒョクの家にて、外に干していた軍服を盗まれた隊員たちは泥棒少年を捕まえます。少年が持っていた袋には食べ物も入っており、それを問われると「市場で拾ったんです。病気の妹にあげます」と怪しいセリフを吐くも、セリはそれを信じて追加で何かをあげようとジョンヒョクの家にある食料をかき集めます。
チスは「勝手にあげるな、お前のじゃないだろ。あんなのごまんといる」とセリに言い、少年に対しても「同情を誘いたいのか?」と言いますが、ここにジョンヒョクが合流。事情を聞いたジョンヒョクはセリの行動を否定せず、「渡すべきものは渡して」と皆に指示を出すと、それを盗聴で聞いていたマンボクは優しい顔に。別シーンでその少年は、妹に「食べろ」と優しく食料を食べさせてあげました。フィクションとは言え現状も似たような状況に思え、余計に泣ける...

翌日に船で旅立つ予定のセリは、世話になった皆に賞を順位付きで授与すると言い、

  • ウンドン : 1等賞 ”親切賞 ”(南北統一後に1億ウォン or トウモロコシ)
  • ジュモク : 2等賞 ”韓ドラ好きで賞 ”(南北統一後にチェ・ジウとの昼食 or テレビ)
  • パク・グァンボム : 3等賞の”ハンサム賞 ”(南北統一後にミスコリアとのデート or ハグ)

を発表。

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ウンドン「トウモロコシを」
チスには余ったシャンプー群を渡し、ジョンヒョクには”SpecialThanks賞"として庭に植えたトマトの苗をプレゼント。野菜栽培に興味はないというジョンヒョクですが、セリは「あなたにお礼したくて奮発したわ」と言います。ちなみにジョンヒョクのジャガイモで購入した苗のようで「俺のじゃがいも」とつっこむシーンには笑いました。

さよならセリ

満月の夜、隊員四人は並んで座りながら

ジュモク「とうとう帰りますね」
チス「せいせいするよ」
ウンドン「ボクは少し寂しいです」
チス「おい、何が寂しいんだ。夢で会うのも嫌だ」
グァンボム「でも、人を見る目だけは確かな女性でした」

と言い合い、皆は「もう出発したのかな」とつぶやきます。いいシーン!

ジョンヒョクの運転で港へ行くセリは「今までありがとう、これは本音よ」と感謝を伝え、「アフリカにも南極にも行けるのに、あなたはよりによってここにいるのね」と続けると、ジョンヒョクは「お互い様だ」と返して微笑みます。これまた素敵なシーン....

どうなるジョンヒョク&セリ

港に着くと小さな小舟の傍で待っていたジュモクの叔父と合流しますが、不安そうなセリを察してジョンヒョクは見送るべく一緒に船に乗り込みます。

セリは「何年もたったみたい...」と呟くとジョンヒョクは待っている家族はもっと長く感じているだろうとフォロー。それに対してセリは「どうかしら、私の生還を喜んでくれるか...」とボソッと返し「私ったら変ね、もう会えないから言っただけ」と明るく言います。そんなセリとジョンヒョクは「もう会えないから言うけど」という枕詞をつけながらお互い名前を公表。お互いの名をしれて嬉しそうな二人の笑顔に癒やされる...

が、ここで沿岸警備隊の巡視船に発見されてしまい、担当者は小舟に乗り込んできます。ジュモクの叔父はテレホンカードで買収しようとしますが、「前任は収賄でクビになった」と怖い顔。セリとジョンヒョクは急いでに船底に隠れます。

危機的状況の中、セリは「なんとかしてよ、何もせず諦めるつもり?」とジョンヒョクに発破をかけると、ジョンヒョクは「南のドラマでは、こういう状況を克服できる例外がない方法があると聞いた」とジュモクが教えてくれた”韓国ドラマではピンチのシーンで口づけをする"という話を重ね、焦るセリに「僕だけを見て」とそのままキスシーンでエンディング。なんやそりゃ。

終わりに

最後は少し無理やりだな~とげんなりしましたが、隊員達とセリのやり取りはおもしろかった。
賞状授与の際の商品として「南北統一後に1億ウォンか今トウモロコシという選択に後者を選んだウンドン」「今テレビを貰うよりも統一後に韓ドラ女優と食事ができる権利を選んだジュモク」「両方を辞退したクールなグァンボム」、そして内心は表彰されたそうにしているチスの表情が最高でした。こういう脇役がいるからこそ、物語は厚みを増すんですよね。

劇的にピンチな状況ですが、どういう展開になるのか?次回も楽しみです。