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【愛の不時着】9話の感想ネタバレ(前編上):なるほどそっち側の勢力の仕業なのか

はじめに

『愛の不時着』(あいのふじちゃく、韓国語原題: 사랑의 불시착 , 英: Crash Landing on You)を見た感想をあらすじネタバレ有りで記載しました。尚、青字が話の中で印象に残った箇所で、赤字が印象に残った私の感想です。

前回は以下。セリは拉致されてしまいました。

ジョンヒョクもピンチ

前回のシーンがセリ目線で描かれ、突然の襲撃に持っていた時計のプレゼントを落としてしまって車の中に連れ込まれます。
その中でセリは「私、もう行くわ」と前回のやり取りの後に「愛してる」と言うと、銃を持っているメンバーと揉み合いになる中で空に向けて発砲がありました。やっぱりセリが撃たれたわけではないんですね。

一方でヨンエから「保衛部が家を捜索している」と連絡を受けたジョンヒョクは急いで家に帰ると、そこにはチョルガンがいました。
チョルガンは「あの女はお前と父親、家族まで潰せる証拠にすぎない」と言い、セリに対しても「半殺しにするなり電気で肌を焼くなり拷問すれば...」と勝ち誇った顔で続けるとジョンヒョクはいきなり殴りつけます。それを見た保衛部のメンバー達はジョンヒョクを足蹴りにし、チョルガンは「お前はおしまいだ」とジョンヒョクを睨むとそのまま手錠をかけられ搬送されていきます。

セリはセリで輸送されながらも正気を保つべくジョンヒョクを思い出しながら「会いたい...」と呟き、先程の発砲で破れた布から見える夜空を見上げます。そして時を同じくして収監されたジョンヒョクも部屋から見える夜空を見上げていました。ここでオープニング。

犯人は誰?

翌朝、チスの幼馴染を介して留置場に現れたのは第5中隊の4人組。
チスが「一般兵がここにくるのは大変」と恩を売ろうとするシーン&チスがダンの母親にセリのことを洗いざらい話したことがバラされる楽しいシーンの後、ジョンヒョクは隊員に”ダンを連れてくること&自分が総政治局長の息子であることを広めること”という指示を出します。

面会に来たダンに、ジョンヒョクはセリの拉致について問うと「結婚を控えている人が他の女性を心配して悲痛な顔をしている」と苦言を呈し、「結婚式の日までおとなしくここに居て。式場で会いましょう」と続けます。
ジョンヒョクは今回の件が父親(チュンリュル)によるものだと見抜き、ダンに対して「父に伝えろ、もし彼女を傷つけたなら次男まで失うだろう、と。必ず伝えろ」と言い放ちます。チョルガン側ではなくチュンリュル側が拉致をしたのか!なるほど。

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気丈に振る舞うダン
ダンは無言で部屋を去り、施設の外で待っていた叔父のミョンソクは心配そうに「局長は知らないんだよな?早く知らせないと」と慌てますが、ダンはそれを制して「彼が中にいてこそ結婚できるわ」と涙を流しながら返しました。ダン側も切ないなぁ...

第5中隊の小芝居

マンボクの息子はセリが拉致される現場を目撃していて、落ちていた時計を拾って父親に5話での遭遇で面識のあるセリを「南の言葉を話すお姉さんが落としたもの」とマンボクに報告。

マンボクは慌てながらもこのことを口止めします。

一方その頃、第5中隊の隊員はトイレで用を足しながら「”鬼が住むか蛇が住むか*1”と言うが、中隊長が総政治局長の息子だとは」とチスは話し、ジュモクも「息子の勾留を知ったら局長は黙っていないでしょう」と返します。で、4人がトイレから出ると個室に居た人たちがソーッと四人を目で追います。爆笑。

外に出た4人組、ウンドンが「これで噂になるでしょうか?」と心配そうに言うと、チスは「花100本を咲かせるために蜂100匹はいらない。半日もすれば犬ころまでこの噂を知るぞ」と言います。一方でチスは「バカな嘘に付き合わされてるのかな?」と疑っていますがグァンボムは「中隊長はそんな人ではありません」と反論。グァンボムがまじで好青年...

ちなみにチスの読みはあたり、奥様集団の耳にもジョンヒョクの話は届いていました。

終わりに

チスを始めとするメンバーが物語に登場すると、ユーモアあふれるやり取りが行われるので物語の清涼剤ですね。毎度楽しい。
そして今回驚いたのは、セリを拉致したのはチョルガン側ではなくダン側だったという話。ここからセリがどうやってジョンヒョクと合流できるのか?チョルガンはそれを黙って見ているのか?...楽しみです。

*1:鬼が住むか蛇が住むか : 人の心の底はどんな考えがひそんでいるのかわからないことのたとえ。