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【脳嚙ネウロ/185~186話】本城と笹塚の死に打ちひしがれるも立ち直るシーンが泣ける

はじめに

魔人探偵脳噛ネウロの185話「会【のこす】」&186話「帰【かえる】」では、シックスの仲間である葛西VS警察と桂木弥子の立ち直りが描かれています。

どちらも好きなのですが、その中でも涙腺崩壊の流れがある弥子の立ち直るシーンについて感想を書いてみました。
尚、コミックスでいうところの21巻です。

立ち直りまでの流れ

弥子はネウロの元を離れて無気力ですが、そこにアヤが脱走をして会いにきていました。
そんなアヤに弥子は磁石を例に「だったらもう出会わなきゃいい、大事な人なんて少ないほうが・・」と心の内をさらけ出します。

するとアヤは「出会いは必ず何かを残す」と持論を展開し、笹塚が最後に弥子に笑顔を見せたというシーンについても「その刑事さんが最後にあたなを見て笑顔を残した、その残した笑顔の意味、私には分かる気がする」と弥子の持つ性質について伝えます。

その流れでアヤは「もうひとり、そのホームレスさん?その人はあなたに残さなかった?」と問うと、弥子は死に際に話した「私の家、片付けておいて」というらしくない発言を思い出し、急いで直行。

そこには

おまえがこれを発見し読んでいるという事は、既にお前が私の正体を見抜き私は自ら命を絶っているという事だろう

と弥子に向けたメッセージがあり

最後にお前にこの情報を残そうと思う。素晴らしき友人であるお前に。
呪われた人生の最後に、気の合う友人と出会い楽しい時間を過ごせる確率、それはありえないほど奇跡的だ。
この情報はその奇跡への敬意である。これで許してくれとは言わない、だがありがとう。

とシックスに対する情報を残していました。

それを見てアヤは「この人もちゃんと残してたわね」と笑い、アヤからネウロが急に面会に来たことを聞かされます。
最後にアヤが脱走してきたことを心配する弥子に、アヤは「大切な友達のためにはなにかをしてあげる価値がある。私もホームレスもおんなじよ。」と返され、弥子は『心の底から私は思ったー この人と、皆と出会えて本当似良かった』と涙を流しました。

感想

いや~~~、泣ける。
185話では出会わなければ良かったと考えていた弥子が、186話の最後では「出会えて良かった」ことに気づくという美しい流れ。

そしてネウロはネウロで弥子を気にかけていたことも分かったのが嬉しく、そしてしんみりで終わらせずに最後のコマにて「どうやってあいつに許しを請うか、あそこまで怒らせたあいつに!」とギャグで占めるところも含めて最高でした。

つくづくアヤはいいキャラだなぁ...

終わりに

笹塚刑事がシックスに殺されたシーンは衝撃で、なんだかんだで生きていました~という流れかと思っていました。
しかし、そこはご都合主義ではなくそのままにし、しかしそこからきちんと弥子の復活につなげるその脚本力のすごさにただただ感激してしまう186話でした。