はじめに
元総理大臣である安倍さんが銃撃されたという衝撃的なニュース。
きょう午前11時半ごろ、奈良市で演説をしていた安倍元総理大臣が男に銃で撃たれました。心肺停止の状態だということです。殺人未遂の疑いで逮捕された容疑者は「安倍元総理大臣に対して不満があり、殺そうと思って狙った」という趣旨の供述をしているということです。
それを受けて気になるのが「犯人の罪の重さ」という観点。というわけでこのあたりの情報を事実ベースで調べてみました。
政治家に対する過去事件の要約
1960年07月14日、当時の首相官邸で開かれた自民党の池田勇人新総裁就任祝賀会場から出てきたところを暴漢に襲われる事件がありました。この事件は「岸信介首相岸首相襲撃事件」と言われていて、犯人には: 殺人未遂罪で懲役三年の刑が下されました。
そしてこの事件は相対的に重罰であり、判決文には「民主主義に対する挑戦」として断罪されています。
これは海外でも同様で、例えばイギリスの下院議員を殺害事件がありましたが犯人は無期懲役刑。この時も「犯行の目的はナチズムにつながる暴力的な白人至上主義という政治命題を推進することだった」と政治的な意味合いを暴力で達成したと断罪しています。
所感
「民主主義への挑戦として許せない」ということで、やはりそういう観点では政治家を殺害することは少し重い意味合いがあるんでしょうね。要は国家に対する冒涜という観点で、偽札作りが大重罪というのと似ている気がします。
安倍さんを襲撃した犯人はもともと海上自衛隊ということで持病という観点では問題なさそうなので、きちんと裁かれることを願っています。