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【梨泰院クラス】10話の感想(後編) : バトンタッチからの墓参りの流れに感激必至

はじめに

イテウォンクラス(いておんくらす)のあらすじと感想をネタバレ有りでつらつらと書いています。
尚、青文字は話の中で印象に残ったシーン、赤文字は私の印象に残った感想です。

前回は以下。チャンデヒ会長の解任に向けて動き出しました。

会長の策

グンウォンはミンジョンの反乱を受けて父親を心配しますが、「生涯を長家に捧げてきた俺は誰にも追い出せない。自分のことだけを考えていろ」と言い、「お前は後継者だ。だからこそ厳しくしてきたが、父親として抱きしめたこともなかったな」と言いながら感動の抱擁。グンウォンは涙を流しながら「父さん、頑張って」と言います。一気にハートフルな親子になったぞ...

セロイは長家のビルに株主として入ってくる際にグンウォンと遭遇。セロイはグンウォンに「ありがとよ。見えなかったゴールが(お前の不祥事の)おかげで見えた」と言います。グンウォンは弁護士に嫌疑不十分の無罪で終わるだろうと言われながら検察に向かいます。

すると会長は株主投票を前に緊急会見をはじめ、「10年前のひき逃げは確かに息子がやったことであり、罪は自分で償わせます」とまさかの謝罪会見。それを移動中の車で見たグンウォンは怒り狂い、同じくテレビで見ていたミンジョンは「あのたぬきおやじ...」と言います。グンウォンは会長の前に姿を見せますが、父親の冷たい目線に心が折れたのか、グンウォンは涙を流しながら報道陣の前で罪を認めました。そして、結局はこの会見の効果にて会長の解任は否決されます。あのハートフル抱擁はなんやってん...

敗れたミンジョンと託されるセロイ

ミンジョンは会長に呼ばれ、「仲はこじれたが君には恨みはない。」と言うも「パジン支社へ行け。そこで頭を冷やしてこい」と出向を命じられます。この流れで、キム室長がミンジョンと繋がっていたことを見抜いていたと明かします。会長が一枚上手だった...

ホジンとセロイとミンジョンは反省会を長家のお店で行っていますが、ホジンは自分の読みが甘かったと酔っぱらいながら謝ります。
ホジンが席を外すと、ミンジョンはホジンに対して「自分で決めたことなのになぜ謝るのか」と愚痴を言いながら、「まだ闘うの?」とセロイに聞きます。「はい。当然です」と迷わず答えるセロイの右手には時計がついてあり、ミンジョンはそれをパク部長のものであると見抜きます。

セロイは大事な日にはこの時計を付けるようにしていると言うと、ミンジョンは「今の長家は会長が開発したこのタレのおかげ」と言います。刑務所で会長の本を読んでいたセロイは本にもそう書いていました、と返すとミンジョンは「このタレは実はパク部長が作り、会長がそれを称えて渡したのがその時計」と明かし、「パク部長はあんな風に追い出されるべきではなかった」と言います。

ミンジョンは「セロイはいけ好かない」と最初にタッグを組んだ日の言葉を重ねながら

「一度負けて諦める私より、あなたはずっと素敵」と言い、セロイの手を叩いて「バトンタッチよ。勝ちなさい」と最後までエールを送りました。

涙の墓参り

罪を認めたグンウォンは懲役7年を言い渡されます。
傍聴席にいるセロイに会長は、「嬉しいだろ?」と問うと、セロイは「いいえ。あなたがそこにいる」と返します。会長は「君は度を越した。君をぶっ潰してやる」と言えば、セロイは「僕も、自分のすべてをかけて同じことを誓います」と向かい合って言い返します。熱い....

翌日、セロイは父親の墓参りに来て「こんなに近くに(墓が)あったのに今までは申し訳なくて挨拶にもこれなかった。だけど、いい仲間に恵まれたよ。もう心配せず、安らかに眠って」と父親のひき逃げが裁かれたニュースの載った新聞を供えながら言います。

父親の墓にお酒も供え、正座をしながら自分も飲むと回想の父親が「息子よ、酒の味はどうだ?」と聞きます。
セロイは涙を流しながら「まだ苦いよ」と答えて第十話は終わりました。

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セロイの父親との回想は泣ける

終わりに

ミンジョンからのバトンタッチと、父親への報告。セロイが「葬式をあげる間もなく刑務所に入った悪い息子」であることをずっと悔やんでいたが、やっと墓参りに来れたというところはかなり感動しました。

ミンジョンは物語から退場してしまうのかもしれませんが、終始優しくユーモアもあり(その上美人)いいキャラでした。そういえばグンウォンも退場してしまうんですかね...

今回の話で、最初のひき逃げ事件がやっとケリがつき、セロイの野望の一つは達成。次回も楽しみです。