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【梨泰院クラス】15話の感想(前編) : スングォンとスアがここにきて最高にかっこいい

はじめに

イテウォンクラス(いておんくらす)のあらすじと感想をネタバレ有りでつらつらと書いています。
尚、青文字は話の中で印象に残ったシーン、赤文字は私の印象に残った感想です。

前回は以下。セロイはグンウォンの差し金でチンピラに轢かれました。

セロイは病院送りでグンスは拉致

グンスは119番通報をし、スングォンにも連絡を取ろうとしますが、チンピラはグンスを木刀で殴打して連絡を封じます。
そして、斜面を転がり落ちたセロイを見たグンウォンは、セロイの父親を轢いた時と重ねて「いつか見た光景だ...」と呟く闇堕ちシーン。グンウォンが何も反省していない...

チンピラの親分はセロイと同じ刑務所にいた縁もあるからか「分かってくれ。ビジネスなんだ。」とセロイを見ながら呟くと、通報した救急車が到着。グンウォン達はグンスを車の中に押し込み、逃げ去ります。

ニュースでは「IC株式会社代表が轢き逃げに」と報道され、スア,スングォン,ヒョニ,元専務ミンジョン,元警察官ビョンホンは病院に駆けつけます。スングォンとビョンホンはイソの病院の防犯カメラ映像から拉致と判断しますが、警察に相談すべきと言うビョンホンの提案を「グンスとイソが人質」である状況を鑑みてスングォンは一人でチンピラ事務所に向かいます。

すごい根性

グンウォンは縛られたグンスとイソを監禁している部屋にいます。イソを痛めつけるグンウォンにグンスは「もう十分だろ?」と言いますが、「何が十分だ。こいつの音声ファイルのせいで刑務所行きになった。そしてセロイはまだ生きている。」と言い、「社長を死ぬほど愛していると言っていたがそのせいでお前は死にそうだ。どんな気分だ?」とイソを挑発。泣きじゃくるイソを見て「その顔を見て少し気が晴れたよ」と笑い、部屋を出ます。

するとイソは急に真顔になり、縛られた紐を切るために試行錯誤し始めます。
執念で紐を切るイソを見たグンスは「すごい根性だな」と評しますが、イソは「ここで諦めて大人しく死ねと?だから代表に勝てないの。」と返します。

ヒフンの事務所にスングォン登場

チンピラの親分(ヒフン)はグンウォンに「言われたことは全てやっただろ。セロイは10年の仲だ、この辺にしておけ」と言いますが、グンウォンは「10億ウォンが10年の仲より大事だから引き受けたんだろ?」と返します。

このヒフンの事務所にスングォンが乗り込んできますが、下っ端は居留守を使って追い返そうとします。
強引にドアを叩くスングォンに元々は後輩の下っ端が殴りますが、スングォンはやり返さずに「アニキを傷つけたやつを探しに来たら殴られた。」と呟き、警察に通報。

下っ端は「前科者の言葉を誰が信じますかね?」と笑うと、刑務所時代にセロイから言われた「自分の価値を自分で下げるな」という言葉を返し、「信じてくれるさ。俺はIC株式会社本部長、スングォンだ。」と名刺を投げ捨てながら「俺の価値を勝手に決めるな」とキメ台詞。

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俺はIC株式会社本部長、スングォンだ

警察所内でスングォンは、グンウォンとヒフンが繋がっている写真を入手、これをスアに託します。
警察前で待ち伏せしていたヒフンとスングォンは顔を合わせ、白を切るヒフンにスングォンは、「昔の俺たちは拉致などはしませんでした。アニキの件も必死に耐えていますが、もし二人(グンス/イソ)に何かあったらタダじゃすみませんよ。カタギな人生を諦めるので。」と忠告。ヒフンは笑みを見せ、その場を去ります。成長したスングォンがかっこいい...

スアの奮闘

スアは資料を持ってチャンデヒ会長の元に向かい、「全てグンウォンの仕業です」と伝えるも「拉致に殺人?ありえない。あいつにそんな度胸はない。」と言いますが、スアは会長に資料を見せ、「会長がそうさせたんです」とダメ押し。会長は「長家のイメージが悪くなる。覆い隠さないとな...」と収拾をつけようとしますが、スアは「こうやって15年前の事故も片付けたんですね」と言い、前回言われた「主体性のないものを軽蔑する」という言葉に対するアンサーとして辞表を提出。

会長は「受理しよう。下がれ」と冷たく言いますが、スアは記録媒体を机の上に置きながら、「これは長家の不正を集めた10年分のファイルです。権力と恐怖だけで人を動かすのは無理がありますよ。会長の仕事は隠蔽することではありません。事態が悪化しないよう阻止することです」と返します。スアはセロイの父親に施しを受けた際の『必ず成功して3倍にして返すから』という自分のセリフを噛み締めながら部屋を出ました。スアもかっこいいよ...

終わりに

今までは頭が回らず、どことなく無能なキャラのように描かれていたスングォンが大活躍。チンピラに手を出さず、親分に対しても堂々としている様は痺れました。そして、イソと比較すると受け身のように見えていたスアも、実は長家の不正に対して内部から10年間記録を続けていたという衝撃。

どちらも今まではパッとしないキャラのように見えて、ここに来て花開くかっこよさ。イテオンクラスに出てくるキャラの厚みに唸ってしまう、そんな回でした。後半も楽しみです。