【呪術廻戦/アニメ版】10話の感想 : ナナミンが好きだと叫びたい

はじめに

呪術廻戦（じゅじゅつかいせん）を初見で見ながら、思ったことをネタバレありで書いています。
尚、青文字は話の中で印象に残ったシーン、赤文字は私の印象に残った感想です。

前回は以下。虎杖は順平の尾行、七海は真人のアジトに単独で乗り込もうとするシーンで終わりました。

第十話のタイトルは「無為転変」。

順平の回想シーン

順平は映像研のメンバーと映画を楽しそうに語っていますが、いじめっ子風情の男性がいきなりやってきて「ここ俺らの部室にするから使うなって言ったよな？さっさと出ていけよ」とDVDを踏みつけながら言います。

順平は震える声で「これ持って帰るから足どけて」と言うも蹴り飛ばされ、一人取り残されいじめられます。ちなみに、この手のいじめ役は大体不細工な男子が多いですがこのキャラはそこそこ整った顔。...ここでオープニング。

生きざまに一貫性は必要ない

順平は真人に、「好きの反対は無関心と最初に言った人は、ちゃんと地獄に落ちたでしょうか？悪意を持って人と関わることが関わらないより正しいなんてありえない。」と言うと、「みんな言葉遊びが好きなのさ。なぜなら人間は言い訳をしないと生きていけないからね」と真人は返します。

真人は”人間をどこまで大きくできるか？小さくできるか？”の実験結果を順平に見せますが、死体を見た順平が動じないことに驚きます。すると順平は「僕は人間の醜悪さを知っています。だから他人に何も期待していないし他人の死に何も思うことはない。無関心こそ人間の行きつく美徳です」と説明。それを聞いた真人は「そんな君が復讐ねぇ」と笑いつつ、それは矛盾しているのではなく「人間の命は水と同じで無意味で無価値。だからどう生きようと自由だ。生きざまに一貫性に必要ない」とフォロー。その言葉が順平の心に響いたのか目に生気が宿ります。

七海VS真人

七海は、変形した人間をなぎ倒しながら「出てくるならさっさとしてください」と声を出せば、「いやー、良かった。五条悟が来ても困るけど、あんまり弱いと実験にならないからさ」と真人が暗がりから登場。七海は「残業は嫌いなので手早く済ませましょう」と戦闘開始。

相手の攻撃を受けながら七海は五条を思い出し、『絵にかいたような軽薄、その奥にあるどす黒い強さ』と真人を評します。　
七海の弱点を露出する攻撃を食らった真人の腕が切れると「ちゃんと呪力で受けたよね？そういう術式？」と質問すれば、「そういうとは？他人任せな抽象的な質問は嫌いです」と七海らしい返答。ロジカルシンキングマンで最高。

真人は「いつだって魂は肉体の先にある。俺の術式は魂に触れその形を変える」と言いながら「無為転変」とストックしている人間を身体からニューっと飛び出させますが、七海はそれよりも時計を見ながら「１７時半。今日は１０時から働いているので何が何でも１８時には上がります」と呟きます。　

順平と虎杖の出会い

順平を尾行するシーンにて、伊地知は「弱い呪いに順平を襲わせて反応を見る」作戦を告げます。が、その呪いが逃げ出してしまいます。
順平は家の前に居た学校の先生に声をかけられ、亡くなった３人のいじめっ子との関係を「あいつらと仲良かったよな？なんで葬式に来なかったんだよ」と無神経発言。順平ははらわたが煮えくり返り、二本の指を立て攻撃態勢のようなポーズを取りますが、そこに逃げ出した呪いを回収しようと虎杖が「すとーっぷ！」と飛び込んできます。

虎杖は順平に「話がある」と言い、順平が先生を嫌いなことを見抜いて追い払います。順平は追い払う必要があったの？と聞けば「嫌いな奴にいつまでも家の前いて欲しくないだろ？」と明るく言い、二人で歩いていきます。

f:id:mtiit:20210217081624j:plain — 虎杖の質問に頷く順平

１８時オーバー

真人の技にて人間が形を変えながら襲ってきますが、その異形は「助けて...」と涙を流します。それを見つめる七海に「気にせず続けよう」と真人が言えば、「気にしてなんていません。仕事に私情は持ち込まない主義なので」と言いながら涙を手でぬぐってあげる七海。それを真人は笑いながら「嘘が下手！魂が揺らいでいるよ」と言います。七海の情に泣けます。

真人は七海に触れることで魂を操作しに行こうとし、「あと２、３回触れて人間辞めさせてあげる」と余裕の表情。
しかし時計の針が１８時を指していることを確認した七海はネクタイを外し、手に巻きます。そのネクタイに呪力が宿っているのか真人は『なんだ、呪力が増えている』と驚くと、七海は「ここからは時間外労働です」と言ってエンディング。