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【辛坊治郎】8年越しのヨットで太平洋横断成功のニュースが嬉しすぎる

はじめに

キャスターの辛坊治郎氏(65)さんが6月17日(日本時間)にヨットで太平洋単独無寄港横断に無事成功というニュースが入ってきました。ヨットということで風の力を借りての横断で、孤独との戦いでもですよね...。そしてこのチャレンジを決めた流れも熱いんですよね。

一度目の失敗

2013年、宮城県沖で遭難し海上自衛隊に救助されたフリーキャスターの辛坊治郎さん(57)と全盲のセーラー岩本光弘さん(46)は都内で会見。当時は海上自衛隊の救難機によって救助されたこともあって「税金の無駄遣い」と手厳しいコメントもありました。

当時、波は荒れていたこともあって救助した自衛隊員も「訓練でも経験したことがない」と言うほど。辛坊さんは「たった2人の命を救うために、11人が犠牲になるかもしれないという思いで、救助してくださった」涙ながらに感謝。

そして、当たり前の質問である”再チャレンジ”について問われると「これだけの方々にご迷惑をかけて、もう一回やりたいとは言えない」と回答していました。

再挑戦を表明

2020年12月、ヨット太平洋横断再挑戦を発表。
その中で「当時の救命筏の中で次に必ずやる」と決めていたと明かした辛坊さん。前回救出時の記者会見にて「もういっぺんやるとは言えない」という言い方をしたのは「行かないとは言わない」心持ちだったと言います。

すると記者は「前回失敗した時に税金を使ったと言われたと思いますが、其の事が再挑戦の決断を左右することは無かったですか?」と嫌味っぽいけど素朴な質問をぶつけると辛坊さんは「全くありませんでした」と一刀両断。そして「気にしてないかと言われるとそうは言わないが、まぁしょうがないよね、と。」と本音を漏らし、一足先にリベンジを果たした全盲のセーラー岩本さんにも「同じことを言えますか?」と逆差別の構図もあると指摘。そして「この8年間、良き納税者としてそれなりに社会貢献を頑張ってきました。だからそういうことをやる権利があるとは決して言いません。けど、まぁ...それに対するお答えとしては、みなさんの税金のおかげで行かせてもらって助けてもらって、そのおかげでもういっぺん行けることになりました。みなさんのおかげです」と言葉を選びながら回答。おっしゃる通りな回答に、痺れます。

そして達成

辛坊氏は、4月9日午前9時17分に大阪府岬町の淡輪ヨットハーバーからKaorinV(カオリンファイブ)号で出港。きょう17日には、自身のツイッターを更新し「およそ2ヶ月ぶりに携帯の電波を拾えた。ラストテンマイル、慎重に頑張ります」と伝えており、挑戦から約2ヶ月での達成となった。辛坊氏は、2013年6月に全盲のヨットマンだった岩本光弘氏をサポートする形で福島県の港からスタートし、8月に米・カリフォルニア州サンディエゴでゴールをする予定であったが、途中、ヨットが浸水し救助された。

8年越しのリベンジに、本当に感激しました。

終わりに

60歳を超えて、大きな挑戦をするって本当にすごいことだと思いました。
そういう意味では同年代のリタイア目前の方にむけても明るいメッセージを届けるニュースですよね。

自分がやりたいことは、多少人様に迷惑をかけてもやりたい。
辛坊さんが無事にそれを実践してくれて、1視聴者としては胸のすく思いでした。本当にお疲れ様でした。