はじめに
以下のページが目に入り
貸株サービスとは、お客様が保有している株を楽天証券に貸出すことで、相応分の金利が受け取れるサービス。
簡単に言うと、株のレンタル料がもらえると言うこと。例えば、金利1.0%銘柄を200万円貸出した場合、1年間で……2万円!!
そんなサービスあったんだ、と気になって調べてみました。
で、結論から言うとほぼデメリットがない。みんなやった方がいいと思います。
そもそもなぜ貸株サービスなんてあるの?
一言でいうと「証券会社が空売りに必要な株数を一般株主から募るから」です。
要は、機関投資家などが空売り(先に売ってあとで買い戻す)を行う際、証券会社は空売りに必要な株数を確保しておく必要があります。ここで証券会社が足りない部分を個人投資家が保有している株から借りるというイメージ。
空売りをする側が払う金利の一部を、貸している側に還元するので貸株サービスを使っているだけで我々は金利を貰えるという構図です。
メリットとデメリット
メリットは上に記載した通りで金利が貰えます。銀行にお金を預けているようなもんですね。
預けていてもお金をいつでも引き出せるように、預けていてもいつでも株式を売却できます。銀行にお金を預けるのにデメリットがないよう、本当にデメリットがない。
強いていうなら株主優待や配当の時に返してもらわないとそれをもらえないところ。
でも楽天証券では「株主優待や配当金の権利確定日に、自動的にお客様の口座へ株式が返却され、株主優待や配当金を受け取ることができる」というプランも選択可能。(逆に金利を優先する人はずっと貸し出したままにするプランも選択可能)
明確なデメリットは『証券会社の破綻』。そうなると貸した株が戻ってこないけど、貸してなかったらちゃんと自分のものなんだとか。ほんまかいな…
落とし穴&まとめ
デメリットではないですが、落とし穴として「継続保有すると優待がグレードアップする銘柄」。
この銘柄を持っておきながら全株式を貸し出していると、優待や配当の時は手元に戻しますがそれ以外は手元にないので「もし任意の日付で株主名簿をチェックする運用」だった場合は継続保有が途切れてしまうという話。
そこも楽天証券は手当していて、100株だけ手元に残すという設定にもできます。
まとめると
- 貸し出し設定にしていると金利が貰える(だいたいは0.1%。1000円の株100株なら年で100円)
- 優待や配当を受け取るためには「株主優待・予想有配優先」を設定して貸し出せばOK
- 継続特典がある銘柄は100株は手元に残して貸し出す設定にすればOK
という感じ。
終わりに
楽天証券、おもしろいサービスやってますね。
私が持っていた銘柄はほぼ0.1%でしたが、中には1%を超える銘柄もあるようです。私がガチホしているペッパーフードサービスは年利10%超えてました(笑)
ちなみに貸株利率が高ければ 高い=空売り需要あり(下がると見込まれている) ということでもあります。その辺を踏まえて自分の持株の利率を見てみると楽しいです。