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【シン・エヴァンゲリオン】劇場版𝄇 前編下を見た感想 : そうだったのね、加持さん

はじめに

”シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇”を初見で見た感想をネタバレありで書いています。
尚、青文字は話の中で印象に残ったセリフやシーン、赤文字は私の印象に残った感想です。

前回は以下。シンジ・アスカ・レイはトウジ達の村にいます。

サードインパクトを止めるために

ケンスケはシンジとアスカを連れて亡き父親(交通事故)の墓参りに行き、そこで「父親とは一度会って話せよ?後悔するぞ」とシンジに伝えるもアスカはゲンドウを知っているため「無理よ」と一言。

トウジ達の村には「クレエディト」と呼ばれるヴィレ管轄の組織があり配給や村の範囲拡大作業をしていますが、そのスタッフの中にシンジと会わせたい人がいるということでケンスケに連れられると、そこにはミサトと加持の息子がいました。

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父親と同姓同名の加持リョウジ
ケンスケは元々ネルフに居た加持はサードインパクトを止めるために亡くなったことやミサトはそれを悔いて子供に会わずにいることを伝え、「辛いのはお前だけじゃない。ミサトさんも苦しんでいる」と言います。シンジは土の匂いから加持さんを思い出します。加持さんがそんな理由で死んでいたことに泣ける...

僕も行くよ

レイは手に穴が空いたりと身体が蝕まれていく中、死期を悟ってヒカリ達に手紙を残し、改めてシンジにSDATを渡します。シンジはそれに礼を言い、頼まれていた名前の件はやっぱり「綾波」であると伝えます。
レイは感謝を伝え、「ここじゃ生きられないけどここが好き」と言い、「好きな人とずっと一緒に居たかった」と言い残してLCLに還元され消えてしまいました。ポカポカと楽しそうだったレイがここで退場するのは哀しい...

すると同じ日、NERVとの最終決戦に向け準備を進めるヴンダーが村に寄ってアスカを回収に来ます。
ミサトの苦しみやレイの死が響いたのか、シンジはケンスケの「ここに残ってもいいんだぞ?」という言葉を振り切り「僕も行くよ」とアスカに伝え、一緒に乗船します。熱い流れ。

ちなみにシンジはヴンダーに帰るも前回同様厳しく当たられ、鈴原サクラには「勝手に出ていってアホ!」と泣かれたり一部の隊員には「なんで疫病神を?」と家族をニアサードインパクトで失った怒りの矛先になり、シンジは爆薬が設置された隔離室に収容されます。

戦闘準備

NERVはフォースインパクトを起こすべく13号機の起動実験を行おうとしているため、それを止めるべくヴィレは出撃。
皆は先に倒れたメンバーのバンダナを腕に巻き、ミサトは加持リョウジのバンダナを腕に巻きます。

加持リョウジがサードインパクトを止める際の別れ際に言った「葛城、達者でな」という言葉を思い出しながら「あの時、加持と残りたかった」とこぼすミサトにリツコは「お腹に子供がいたから止めた」と振り返ります。

総員が第一種戦闘配置になる中で、アスカが「ちょっと寄り道しておきたい」とシンジの元に向かう旨を伝えるとマリは了承。
マリがシンジの背後から手を目で覆い、「だーれだ?」とシンジに言いながらヒントとして学校の屋上であったことや「胸の大きい、いい女」とギャグをかましてシンジに自己紹介。

そしてアスカはシンジに「最後だから聞いておく。殴ろうとした訳、分かった?」と前作で怒っていた訳を問うと

シンジは「アスカが3号機に取り込まれた時に僕が何も決めなかったから」と回答。
アスカは「ちっとは成長したってわけね」と正解であることを伝え、「最後だから言っておく。いつか食べたあんたの弁当おいしかった。あの頃はシンジの事、好きだったんだと思う。でも私が先に大人になっちゃった。じゃ」と言い残して去り、マリは「君はよくやっている、偉いよ」とフォロー。そういう理由でアスカ怒ってたんですね...シンジやるやん...

マリはアスカに「姫、ちょっとはスッキリした?」と問うとアスカは「そうね、スッキリした」と返答。
シンジは一人の隔離室にてカヲルの幻想を見て、「また会えるね」「そうだね」と言い合います。

終わりに

アスカとシンジのラリー、いいですね。アスカの問いにばっちり答えたシンジの成長は見ていて熱くなりました。

そして一番の盛り上がりはやっぱり、自分の命を引き換えに世界を救おうとした加持さん。前作までの登場シーンが頭で走馬灯のようによぎり、ウルウルしてしまったり。
また、戦闘艦ヴンダーは実は加持リョウジが「地球上の全生命をリセットしてしまう「人類補完計画」から動植物を守る“方舟”」として利用すべくNERVから強奪したという事実も明らかに。つくづくいいキャラでした。

次回はいよいよNERVとの戦闘です。