本音レビューログ

正直な感想



本音レビューログ

コンテンツの正直な感想と雑イラストが見所。

【エヴァンゲリオン】新劇場版Q 前編下を見た感想 : シンジが異様に嫌われてて草

はじめに

”ヱヴァンゲリヲン新劇場:Q”を初見で見た感想をネタバレありで書いています。
尚、青文字は話の中で印象に残ったセリフやシーン、赤文字は私の印象に残った感想です。

前回は以下。シンジは邪険に扱われています。

ブンダーが敵を撃退

敵の襲来を受けてミサトチームは何やら大型の宇宙船のようなものを動かしており、フライホイールが回転するとミサトは「行くわよブンダー、発進!」と号令。すると大きな船のようなものが映ります。

ミサトは「このままコアブロックを偽装コクーンから引きずり出す」と言い、敵を遊園地にある空中ブランコのような攻撃で振り回し、「打てぇー!」とミサトが叫ぶと宇宙船からはATフィールドを撃ち抜く銃撃、敵を殲滅します。かっこいい...

メンバーは「本当に勝っちゃった」と喜び、リツコは「これが神殺しの力、ブンダー。まさに希望の船ね」と言います。ふむふむ、ミサトチームの武器がブンダーなんですね。

ここでシンジとリツコの対話シーンになり、リツコは「初号機は本艦の主機として使用中。故にパイロットは不要です」と言い、続けて「シンクロ率は0%。仮にあなたがエヴァに搭乗しても起動しません。とはいえ、先に突如12秒間も覚醒状態と化した事実は看過できない。故にあなたにはDSSチョーカー*1を装着させてあります」とシンジの首につけられたものを”覚醒回避のための物理的安全装置”として説明します。

14年後の世界

シンジは「死ぬってことですか?どういうことですか?急にこんなことになってて訳分かんないですよ」と混乱状態。

するとここに前回も出てきた女性が「管理担当医官、鈴原サクラです」とトウジの妹として登場。シンジは「トウジの姉では?」と聞くとアスカが「あれから14年経ってるってことよ、バカシンジ」とガラスケースの向こうから伝え、ガラスを殴りながら「ダメね、抑えきれない。ずっと我慢してたし」とシンジに怒りを伝えます。シンジがめっちゃ嫌われとる...

シンジは「なんなんだよ」と困惑しながらも思い出したように「綾波はどこなんだよ!」とアスカに聞くも、アスカは「知らない、人一人に大げさね。もうそんなことに反応してる暇なんてないのよ、この世界には」と吐き捨てます。

リツコはシンジに初号機にはレイは居なかったことと音楽プレイヤーが残っていたことを伝えていると、またもや敵の襲来。ミサトは「本命のお出ましか」とつぶやきます。

NERV vs Wille

敵の襲来を受け、アスカは「8号機、もう行けるでしょ?」と問うとマリは「もちのろーん、今やってるよ姫。それよりワンコ君どうだった?」とシンジのことについて質問。アスカは「何も変わらず。寝癖で馬鹿な顔してた」と苦々しそうに言いますが、「その顔、見に行ったんじゃにゃいの~?」とネコナデ声で煽ります。

f:id:mtiit:20210408081905p:plain
マリ「その顔、見に行ったんじゃにゃいの~?」

シンジはガラスケースの中にいますが、そこで「碇君、どこ?碇君、こっちへ」とレイの声が聞こえる方向を見ると黄色いエヴァ(零号機)が手を差し出しています。

ミサトは「ダメよシンジ君、ここにいなさい。身柄は私達で保護します」と命令し、「相手はエヴァですよ?」と問うシンジに「ネルフのエヴァは全て殲滅します。私達はヴィレ(Wille)、ネルフ壊滅を目的とする組織です」と返します。なるほど、ミサト達はネルフを抜けてネルフと敵対してるんですね。

シンジの奪い合い

シンジはレイの声がする零号機に乗り移り「ミサトさんの分からず屋!」と言いますが、鈴原サクラは「碇さん、勝手もいいですけどエヴァにだけは乗らんでくださいよ、ほんま勘弁して欲しいわ」と声を荒げて叫びます。 

シンジはその強い言葉に驚きますが、零号機は拳にシンジを握って逃走、アスカは「逃がすなコネメガネ!」とマリに言えばマリは「ガッテン承知。アダムスの器か?挨拶くらいしていけおらぁー!」と初号機の頭を撃ち抜くも逃げられてしまいます。アダムスの器ってなんぞ?

リツコは「彼を初号機に優先して奪取という事は、トリガーとしての可能性がまだあるという事よ。ミサト、DSSチョーカーを!」とシンジを殺すように言うますが、腕を突き上げるもボタンを押せず、リモコンの”READY”という文字が”OUT OF RANGE”と出ます。ここのミサトさんの葛藤がグッときます...

アスカはシンジの様に「あれじゃ、バカじゃなくてガキね」と吐き捨て、画面が暗転、「ヱヴァンゲリヲン新劇場:Q」とクレジットが出ます。
 

終わりに

マリがシンジとアスカをワンコと姫と呼び、アスカがシンジとレイを七光とコネメガネと呼ぶ構図がおもしろすぎる。
Qを見ていてずっと混乱していましたが、今回でやっとミサト達はネルフから襲撃を受けていたことが分かりました。

シンジが異様に嫌われていて可哀想になりますが、最後のミサトがチョーカーを爆破しなかったシーンに何か救われるものがあったり。

次回も楽しみです。

*1:DSS : Deification Shutdown System