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【愛の不時着】5話の感想ネタバレ(後編):私が去った後もあなたには幸せでいて欲しいという名言

はじめに

『愛の不時着』(あいのふじちゃく、韓国語原題: 사랑의 불시착 , 英: Crash Landing on You)を見た感想をあらすじネタバレ有りで記載しました。尚、青字が話の中で印象に残った箇所で、赤字が印象に残った私の感想です。

前回は以下。セリとジョンヒョクは平壌に向かう列車に乗り込みました。

セリとジョンヒョクの大移動

平壌に向かう列車の中で、「気になることがある」とセリは切り出し、「私がヨーロッパで行方不明になったあとのことは大丈夫なの?あなたに迷惑がかかったりしない?」 とジョンヒョクを心配しますが、ジョンヒョクはそれを否定。しかし、ジョンヒョクは父親に本件を頼んだ際に「何かあったら私はお前を庇えないし、その気もない」と言われ、ジョンヒョクは「分かっています。責任は僕が取ります」と返していたやりとりがありました。頼りにならないお父さんやなぁ...

そんなやり取りの後、列車が停電で急停止。待機時間が10時間以上というアナウンスがあり、皆は車内が寒いので外に出て物売りから必要物資を調達していきます。するとセリは「あの人は布団を持っているわ...」「おっ何か食べてるわ...」と暗に欲しいアピールをし、ジョンヒョクは呆れながらもテキパキ調達。このあたりのやり取りがおもしろい。

一通り調達を行い、じゃがいもの皮が熱くて剥けずにいるセリを見てジョンヒョクが無言で剥き始めると、セリはその横顔を見つめながら「あなたはいい人よ。将来はきっといい夫や父親になる。」と言います。するとジョンヒョクは「将来のことは考えない」と言い、スイスでの留学時代や兄の死を思い出しながら「考えてた将来と違うと悲しくなるから」と続けます。

セリはそんなジョンヒョクの背中に手をやり、「私は一度、飛び降りようとした」と言ってジョンヒョクを驚かせ、「間違った電車が時には目的地に運ぶ」という諺を例に「思い通りに行かなくても将来のことを考えてみて。私が去った後でもあなたには幸せでいて欲しい。どんな電車に乗っても必ず目的地に着いて欲しい」と熱いメッセージを送りました。BGMも相まっていいシーン...

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平壌での遭遇

平壌駅に到着するとセリはパスポート用に写真撮影。その中でセリは「一緒に撮るのはどう?もう会えないから記念にね」と振るも、ジョンヒョクは「写真に残す理由がない」と塩対応。セリは悲しそうに「言ってみただけよ...」と呟きます。

一方、セリと同じ列車で平壌に着いていたク・スンジュンはチョン代表とユン・セヒョンが電話をしていることに気づいて裏切りを察知。その流れで、セヒョンは電話越しに「俺の金を吐き出して死んでもらうぞ」とスンジュンに言います。
するとスンジュンの目の前にはセリが居るので、セヒョンに対して「セリは元気ですか?」と質問をすることで韓国勢はセリが死んだと思い込んでいることを知ります。

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セリを見つけたスンジュン
スンジュンはセリのことは電話では伝えず、セリに対して「ユンセリだよな?」と声をかけ、手を繋いでエレベータの中に引き入れようとすると、そこにジョンヒョクが割って入ってエンディング。いやその熱意があるならさっき写真撮らんかい!

ちなみにエピローグではセリは男性に見切りをつけるのが早いからか、第一回で写真に撮られた男性から怒り気味に「傷つきそうなら振って、待たされそうなら先に行く。自分と同じ人に会えばいい、ずっと待たされてみろ」と言われ、セリは「一人で誰かを待つなんて惨めなことはしない」と呟いたシーンと、ジョンヒョクが朝帰りした日にセリが酔っぱらいながら待つシーンがありました。笑える...

終わりに

スンジュンとセリが合流することで、ついに韓国でのセリを知る人物が物語に入ってきました。このスンジュンとジョンヒョクがどういう感じで接するのか?そこは楽しみ。

そして今回一番の名シーンは、列車が止まったことで起きた外での焚き火を前にした会話。
セリが言った「私が去った後でもあなたには幸せでいて欲しい。」という言葉は暖かく、「どんな電車に乗っても必ず目的地に着いて欲しい」という言葉は何か自分も勇気づけられるフレーズでした。

次回も楽しみです。