はじめに
トンイ（韓国語：동이、英字表記：Dong Yi、漢字表記：同伊）は、韓国MBC制作の17世紀後期から18世紀前期までの李氏朝鮮を舞台にしたテレビドラマで全60話。それを見ながら思ったことをあらすじネタバレありで書いてみました。
前回は以下。トンイのお父さんは剣契のトップでした。
尚、青字が話の中で印象に残った箇所で、赤字が印象に残った私の感想です。
トンイの器量
トンイの父（ヒョウォン）は「我々の仲間が何者かに陥れられた。ウデとヨンドは無残に捉えられ、父親を奪われた子供もいる。その者たちは両班*1を殺害し、罪を剣契に被せようとしている。おぞましく緻密な陰謀によって我々は仲間を失い、罪のない賎民が次々と捕まっている。」と言い、「その正体を突き止めなくてはならぬ。我々は今回の事件の首謀者を明らかにしてその者に罪を問わせる。捕らえられた仲間を取り戻すのだ！」と鼓舞すると皆は「「うぉおおお」」と戦闘態勢。
一方でトンイ（同伊）はとある両班の屋敷にて、問安婢（ムナンビ）*2に空きができたので呼び出されていました。トンイは綺麗な衣装が着れることを喜び「誠心誠意尽くします」と言いますが、両班の女性に「どこに住んでおる？」と聞かれたことで賤民ということがバレてしまいます。
その女性は怒り気味に「良民から選べと伝えたはずだが？」とトンイを連れてきた男性に言い、トンイに対しても帰るように言います。が、トンイは「どうか私に機会をお与えてください」とすがるので、テストの意味をこめてふりがながふってある漢字を読ませます。
するとトンイはそれを詰まりながら読むので、女性は「漢字を読めるというのは嘘ではないか」と叱ると、トンイは「でもここに書いてある漢字が間違っているので」と一言。女性はたしかにそれが間違いであることを認め、男性を叱責すると「私も詳しくありませんで...」と情けない返し。
女性は「そなたは難しい漢字まで読めるのだな」とトンイを認め、賤民であっても問安婢になれるようになりました。トンイかっこいい...
ユンギVSユン
トンイは「今日はいいこと続きね」とご機嫌で歩いていると、兄のドンジュがトンイを発見して回収します。
一方で捕盗庁の従事官、ソ・ヨンギも同じく事件の真相を捜査中。
そして、犯人であるオ・テソクは甥のオ・ユンがトンイ＆トンイ父の殺害に失敗していることに「私が少し力を貸そう。これ以上失敗を犯すわけにはいかないからな」と厳しい顔で伝えていました。
そんなテソクの働きか、ヒョウォンとトンイの似顔絵が手配書として貼られてしまい、それを見たヨンギはユンに「見当違いにも程があります」と反論。しかしそこでは「お前は口出しするな」「それなら外部の私に義禁府*3の命令を聞く義務もない」と言い合いで終わり、ユンギが去った後にユンの部下は「あいつをこのままほっておいても？」と問うと「従事官の父親は副提学様だ。朝廷から退いた今も尚、王が絶大な信頼を寄せている。手は出せまい」と吐き捨てました。ユンギはすごい家系なんですね....
信頼足る人物
トンイは友人のケドラと一緒に父親（ヒョウォン）から外に出ないよう言われますが、自分がなぜ追われているるのか理解できないトンイは「一度でいいから綺麗な格好をしてみたいの。お願いだから行かせて」と問安婢ができないことを理由に泣きじゃくります。ちなみにここの件でケドラが大便水を飲むというシーンがあり、見ていてオエッとなったので閲覧注意。
泣き叫ぶトンイに声をかけず、ヒョウォンはヨンギと密会。剣契チームで調べていた事件の手がかりをヨンギに手渡します。亡くなったのは南人派の人達ですが、彼らは仲間の不正を探っていたということで「南人の犯行ではないかと」と進言します。
それを聞いたヨンギは父親であるソ・ジョンホに相談をし、「この事件を再捜査したい。父上から殿下に伝えてください」とお願いをすると、父親は「私が明日会いに行こう」と快諾。ええ父親や...
そして、その情報の出所であるに対して「信頼できる人物なのか？軍官を殺した犯人だと義禁府には名指しされている。 その者が騙している可能性は？」とヨンギに問うと、「決してそのような者ではありまさん。自分自身と同じくらい信じています」と返しました。ヒョウォンはヨンギの関係が熱い...
終わりに
賤民であるトンイが実力を評価されて問安婢を勝ち取ったり、賤民であるヒョウォンがヨンギから厚く信頼を得ているシーンにはなにか救われるものがあり、見ていて熱くなりました。
ただ、あの仮病大便シーン。結構見るのがきつくてトンイを人に薦めにくくなったのは私だけでしょうか...
後半に続きます。
